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産後の臥位での下肢の重だるさと後大腿皮神経

2018-09-05

産後数ヶ月間に渡り、背臥位などの臥位で下肢のだるさが著明となる症例。下肢に目立つ浮腫はなく、血行の異常はなさそう。だるさは大腿から下腿の後面に限局。


坐骨神経を梨状筋深層から遠位にたどったところ、症状の誘発は認められず。次にその内側で後大腿皮神経をたどってみたところ、内閉鎖筋上で下腿内側にヒンヤリした異常感覚を誘発。左右ともに同様の症状であった。


だるさは再現できないものの、下肢後面の異常感覚の原因になりうることから、この神経をリリース。その後、2-3日間は下肢のだるさの再発は無いとのことで、一定の効果が得られました。
   
   
後大腿皮神経は内閉鎖筋から坐骨結節付近を抜けて大腿後面に出てくるので、椅子坐位(洋式便所)などで圧迫されて大腿後面の感覚鈍麻を誘発することがあります。背臥位での圧迫となると、もっと近位で梨状筋から内閉鎖筋付近の癒着の影響が考えられます。下肢に広がる異常感覚についても、正確に支配神経をたどってみることで症状が再現されます。これらも徒手療法の対象として位置づけられそうです。

※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。
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