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治療の際、精密触診と組織間リリースはシームレスに進めます

2019-03-22

写真は、ASISの5cm遠位、1cm内側に指先を置き、大腿直筋を外側に移動させ、脂肪体と大腿神経(大腿直筋枝)に対して弾発法で触診をしている場面です。右寛骨前傾位で、右仙腸関節周囲に痛みがあったので、右鼡径部の癒着のリリースを行おうとしているところです。
   
  
まず、大腿直筋の内側で神経を弾発法で軽くはじくことにより、大腿直筋と腸骨筋の間を下行する組織が神経であることを確認します。神経独特の硬さが感じられ、腱や血管ではないことは鮮明にわかります。


弾発法を含む触診技術については フェイスブック にアップした動画を参照。
 
 
大腿直筋深層のリリースをするならこの神経の外側から入ります。腸骨筋深層を内側に向けてリリースするなら、この神経の内側から入り、iliocapsularis(IC)の表層に触れてから内側に向けて腸骨筋をリリースします。
 
 
ICのリリースは以前とは異なる方法で行うようになりました。以前は、この神経を外側に十分移動させてからICと神経との間に入り、その上でICの深層に入っていきました。しかし、脂肪体上の神経を外側にリリースするのがちょっと手間なので、現在では、腸骨筋を内側に移動させ、ICの内側から関節包との間に入るほうが簡単だということがわかってきました。
 
 
深層のリリースを正確に行うコツは、「深さ」と「角度」をぴたりと組織間に合わせること。少しでも深さがずれてしまうと、癒着の存在そのものに気づくことができません。
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