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初めてオンライン&会場のハイブリッド型「周産期ケア勉強会」を開催

2020-06-19

周産期ケア勉強会を、初めてオンライン&会場のハイブリッドで開催しました。
  
オンラインでは司会者(ファシリテーター)に取り仕切ってもらい、会場では私が治療や評価、エコーでの視覚化を行いました。オンライン側にファシリテーターがいることで、両者をうまく巻き込めたのではないかと思います。 
    
症例(事例)1
 妊娠27週、腹直筋離開をエコー下で確認しつつ、触診での離かい部分の腹直筋の緊張のエリア「幅)を比較すると、触診では1.5cm程度、エコー下では2.9cmのように、エコーでは2倍程度の離開幅でした。腹直筋の内側部分は、エコー画像ではかなり薄くなっていましたが、触診ではしっかりと緊張が得られることが確認されたのは収穫でした。

症例(事例)2
 産後3ヶ月、主訴は残尿感。産前(出産の4週前、2週前)にこの勉強会でケアを受けた方です。腹筋群は離開なし、腹横筋機能◎で、下腹部にも鉄板のような腹横筋が触知されました。一方、体幹側面から後方にかけての腹横筋には滑走不全があり、エコー下でも腹横筋の動きに制限があることが確認されました。
  
 残尿感については、尿道の機能低下だと推測しました。排尿終了時に尿道に残った尿を、尿道括約筋の収縮によって膀胱に戻す機能に問題があるという仮説です。そこで、尿道を触診し、外尿道括約筋の随意収縮に乏しいことが確認されました。特に右の恥骨側での癒着、左の尿道後方(膣外壁)の癒着、そして少し下方に下って恥骨腸骨筋と尿道との癒着が著明であったため、これらをリリースしてしっかりと随意的にコントロールできる外尿道括約筋を取り戻しました。
 
症例(事例)3
 仙腸関節痛の急性期の方がおられました。仙骨の前額面右傾斜(尾骨は左へ偏位)が著明で、疼痛は左の多裂筋付近でした。また寛骨は内旋(水平面)と下方回旋(前額面)が組み合わさっており、内旋に対して縫工筋・鼠径靭帯周囲・腸骨筋・腸骨関節包筋のリリースを、下方回旋に対して大腿筋膜のリリースを行いました。なんとかActive SLRができるようになり、立位でもある程度動けるようになっていただけたので、リアライン・チェアを貸し出して当面のコンディショニングをお願いしました。
  
   
  
この形での勉強会を発展させていき、全国の皆さんに気軽にオンラインで参加していただけるようにしていきたいと思います。次回は7月12日の13時から。奮ってご参加ください。
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