MENU

SLAP修復術後の腕神経叢痛

2018-07-16

SLAP修復術後の挙上時に、肩周囲の数カ所に痛みが残存した症例。具体的には、
・上腕二頭筋長頭
・三角筋・三角筋下滑液包間の癒着
・肩鎖靭帯・肩峰下滑液包間の癒着
・僧帽筋上部線維・棘上筋滑液包の癒着
のリリースにより、これらの疼痛はほぼ消失。
 
 
その上で、斜角筋間から鎖骨にかけての腕神経叢が強く緊張して圧痛が認められました。上肢への放散痛はなかったものの、腕神経叢の過緊張による疼痛だと推測し、これに対して
・C5-C8頚神経に対する前斜角筋リリース
・上記に対する中斜角筋リリース
により緊張は大幅に軽減されました。
  
  
しかし、挙上時の鎖骨下部の痛みが残ったため、
・大胸筋と腕神経叢との癒着をリリース
・鎖骨下において腕神経叢を外側に向けてリリース
により挙上時の痛みが全て消失。
  
 
上肢への神経症状がなくても、鎖骨下への腕神経叢の癒着が引き起こす痛みについても留意すべきと思った一例でした。

※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。
カートを見る