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多職種連携 or 異種格闘技戦

2019-01-24

多職種連携 or 異種格闘技戦
(ハイドロリリース&組織間リリース)
  
  
今までありそうで無かったこととして、一人の患者に対して異なる技術を持った複数の治療者が、同時に治療を進めることがあります。手術(鏡視下術)となると「同時」というわけにいきませんが、ハイドロリリースと徒手的組織間リリースは同時進行が可能です。
 
 
今回、相模原協同病院の河端先生の企画で、横浜市大の宮武先生と3例を一緒に治療するというイベント(公開診療)がありました。特別に招待された30名ほどのオーディエンスに囲まれ、二人でディスカッションしながら評価、ISR、ハイドロを進めました。
  
 
1例目は概ね以下のような流れでした。
(1)病歴は5年-10年という肩痛。「診断名なし」の状態から、私が問診と評価を3分で終え、ざっくりと病態とメカニズムを把握。触診で骨頭の上方偏位とSAB上の癒着を同定。
 
(2)マルアライメントの治療(原因因子)を実施。肩の症例では、骨頭を下げるために腋窩部の治療をエコーで癒着の状態を確認しながら実施。ISRで腋窩神経と三角筋後部線維間をリリース。また、ハイドロで上腕三頭筋と関節包の癒着をリリース、ISRで上腕三頭筋の癒着の残っている部分や肩甲下筋下縁、小円筋下縁をリリース。これにより症状は半減。

(3)結果因子の治療を実施。おそらく効果がないのを想定してエコー下でSAB内にキシロカイン、本命と想定されたSABー三角筋・肩鎖靱帯間にハイドロリリース。数年間持続した肩痛が「消失」したため、治療終了。
 
 
ハイドロ vs ISRという治療法の対決とともに、エコー vs 触診という評価の異種格闘技でもありました。勝敗はどうでもよく、両者が学べる時間であったことは間違いありません。

※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。
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