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末梢神経の癒着と拘縮・痛み

2018-06-21

足関節捻挫,テーピングの常用,そしてその後の骨棘切除など2回の手術を経て足関節内果の頑固な痛みが残存.エコーで内果を見てみたところ,血管新生などの異常所見はなし.過去に,ブロック注射を試みた医師は炎症所見がないので注射を回避したとのこと.
 
 
触診では,細い皮神経が内果に癒着しており,それをリリースしようとすると疼痛が再現されました.
   
  
丁寧に皮神経を内果上で滑らせるようにリリース.特に背屈時に痛みが強いことから,皮神経が内果上で遠回りしないように前方に向けて移動させるようにリリースしました.その結果,内果上の痛みは消失.さらに背屈時の内果周囲の抵抗感も軽減.皮神経の癒着が,可動域制限および疼痛の原因になっていた可能性があります.(エコー画像に写っているでしょうか? よくわかりませんでした.)
 
 
ついでに,屈筋支帯周囲での長趾屈筋の疼痛もあったので,触診にてその周囲で神経とFDLとの癒着を発見.脛骨神経・内側足底神経を長趾屈筋から分離するようにリリースをして,この部位の痛みも解消されました.
 
  
Hadzicの局所麻酔のテキストで調べて見たところ,一応FDLにブロックしている写真がありました.しかし,薬の効果よりも,絡みついた神経と腱の滑走性を取り戻すようなハイドロリリースのほうが長期的に有効なのではないかと想像します。
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