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7年ものの胸郭出口症候群

2019-01-19

7年前に発症した胸郭出口症候群に遭遇しました。主に尺骨神経領域の障害、上腕動脈の絞扼が著明で、挙上位(結髪肢位)や肩伸展位での症状が著明でした。握力が5kgまで低下したこともあるなど、症状としてはかなりの重症です。しかも、病院勤務であるにもかかわらず、過去に受診した医療機関や同僚からほとんど治療をしてもらえず、ホットパックと超音波でお茶を濁す程度の治療しかされなかったとのことでした。
 
   
腕神経叢を広背筋、小胸筋、肋骨、鎖骨下筋、斜角筋から順次リリースした結果、背臥位での10分程度の結髪肢位でも症状が出ない状況になりました。今後もフォローアップが必要ですが、症状解決の道筋は見えてきたと思われます。
   

翌朝の状態を報告してもらいました。
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結髪動作してみました。

左上肢の重さの症状出現まで5分
軽いしびれ感まで7分
挙上位限界まで9分でした。

神経症状というよりも、筋力低下が強い印象です。
もともと、ここまで左上肢の挙上を長時間しなかったからかもしれません。

挙上中は冷感はずっと無かったです!
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患者数など疫学がよくわかりませんが、肋骨切除のような侵襲の大きい手術以外の解決策が示されず、困っている人も多いのではないかと想像します。腕神経叢のリリースだけでも、セミナーとして1日費やしても良いと感じますが、いかがでしょうか?

※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。
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