MENU

リアラインブログ・ニュース

足関節

記事一覧 keyboard_arrow_right 足関節
Facebook 足関節

オフシーズンセミナー

今年もオフシーズンセミナーを開催し、プロ野球、Jリーグのチーム所属トレーナー、そして国内外で活躍する選手との個人契約トレーナーと交流させていただきました。肩の可動域拡大と足関節後遺症対策をテーマに2日間のセミナーでした。時期的にキャンプに移動するチームやチーム行事のため参加できない方もおられたので、次回はもう少し開催時期を早めたいと思います。        足関節捻挫後遺症は、陸上で走り回るスポーツであれば誰もが経験する問題で、可動域制限、異常キネマティクス(距骨外旋)、そして荷重位で起こる脛骨内旋(つまりKnee-in)などを通じて下肢アライメントに影響を及ぼします。また足関節背屈時の詰まりは、いずれは骨棘障害、遊離体へと進行して手術になることもあります。いずれも学生時代の初発捻挫以降の治療が不十分であるために起こる問題で、100%の可動域を回復させないままで復帰させてしまうことにもんだいがあります。     今回、トップ選手に帯同するトレーナーの集まりであったため、一つ一つの手順がとてもスムーズで、最終的にはみなさんが大幅な可動域の改善、詰まりの解消、正常キネマティクス、背屈位動揺性の解消、リアライン・インソールとのフィッティングを完成させることができました。     一方、肩関節は1日では時間が全く足りず、どうしても駆け足になってしまいます。組織間リリース中級編として、3日間かけて肩関節周囲のリリースを行う必要性を感じます。来年度の下半期のセミナーを変更して、肩3日間を開催するかもしれません。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

足関節 Facebook

足関節脱臼骨折後の拘縮

先日の投稿以降、拘縮治療においてアキレス腱深部の脛骨神経の存在を強く意識するようになりました。そして脱臼骨折後の背屈制限に対して、後脛骨筋、長趾屈筋の次に長母趾屈筋ではなく脛骨神経と取り組むようになりました。それまでは直接長母趾屈筋に手を出していたこともありました。      脛骨神経が長趾屈筋と長母趾屈筋に挟まれ、さらにアキレス腱に抑え込まれているので、容易に周囲と癒着するように思われます。最初にアキレス腱/ヒラメ筋複合体を長母趾屈筋や長趾屈筋からリリースして側方への可動性を確保し、それからアキレス腱と脛骨神経の間のリリースを行います。     その後、脛骨神経と長母趾屈筋や長趾屈筋からリリースし、また関節包からリリースして正常な可動性を取り戻していきます。 脱臼骨折の場合、腓骨骨折に伴う腓骨筋と長母趾屈筋の頑固な癒着が必発するので、その解決には骨間膜も含めたリリースの完成度を高めなければなりません。これまでは腓骨筋側からのリリースのみでしたが、脛骨神経を動かしてみると、脛骨神経側から長母趾屈筋の深層にて骨間膜にまで到達できるようになりました。      なかなか大変な作業ですが、絶対に100点満点の可動域を目指します。この内容はCSPT足関節編でも実技で行いたいと思います。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

Facebook 足関節

足関節の捻挫を繰り返し、2回の手術後の拘縮の症例

3回の治療で拘縮に関してはほぼ解決され、健側よりも広い背屈可動域を確保できました。その後練習にほぼフル参加できるようになっていますが、時々足関節周囲の痛みが強くなる状態The superficial peroneal nerveが続いていました。足首前面の骨の衝突による痛みはなく、体表に近いところばかりでした。一通り治療して、いろいろな発見がありましたので、整理してみたいと思います。     底屈位やカーフレイズでは痛みはなく、すべてスクワット時の痛みです。つまり足関節背屈位で増強するのが特徴でした。     ■疼痛①:三角靱帯  内くるぶしの前から前下方にかけての痛みがありました。これについては以前も書いたことがありますが、三角靭帯に入る伏在神経の後枝の癒着のリリースにより、痛みは解消されました。 posterior branch of saphenuos nerver https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3633186/      ■疼痛②:前距腓靭帯  捻挫を繰り返したとはいえ、前距腓靭帯周囲には腫れがなく、広い面積で触診をしても圧痛はありません。しかし、組織間リリースのように小さな点で外くるぶしの前方を探ると、神経特有の引っ掛かりと痛みが出現しました。浅腓骨神経の枝であるintermediate dorsal cutaneous nerveと捉え、これをリリースすると痛みが消失しました。 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21287977     ■疼痛③:腓骨の下1/3付近の痛み  腓骨の前側に痛みがありました。腓骨をこするようにすると、浅腓骨神経の枝と思われる直径1mm以内の細い神経を発見。これを腓骨からリリースして症状は消失しました。 superficial peroneal nerve http://www.oapublishinglondon.com/article/1272     ■疼痛④:内くるぶしの後下方で長趾屈筋に沿った痛み(足根管症候群)  屈筋支帯の深部において、長趾屈筋とほぼ走行をともにする神経を触知し、リリース時痛を確認しました。これをFDLからリリースすることにより、痛みは消失しました。 http://www.scielo.br/scielo.php?pid=S1413-78522012000300005&script=sci_arttext&tlng=en http://www.scielo.br/scielo.php?pid=S1413-78522012000300005&script=sci_arttext&tlng=en     ■疼痛⑤:アキレス腱深部の痛み  アキレス腱自体には圧痛はなく、その奥を通る脛骨神経に圧痛が認められました。本来は長母趾屈筋と長趾屈筋との間にあるはずの脛骨神経がアキレス腱と長母趾屈筋との間に挟まれるような位置にありました。これを内側に向けてリリースし、上記の位置に移動させたところ痛みは消失。 http://www.usra.ca/regional-anesthesia/specific-blocks/lower-limb/ankleblock.php        ■疼痛⑥:前脛骨筋・長母趾伸筋の深層の痛み  関節包に入る浅腓骨神経の関節枝と思われる神経をリリースし、疼痛は解消。背屈可動域も拡大し、健側よりも広い可動域となりました。      ■疼痛⑦:踵部脂肪体内側の痛み  脂肪体内側部に向かって下行するmedial calcaneal nerveのリリース時痛があり、これを後方から前方に向けてリリースして症状が消失。 このように、多数の神経由来の痛みが生じる原因は、単に捻挫による靭帯損傷によって起こることに加え、長年に渡るテーピングやアイシングの繰り返しによる圧迫の影響があると思われます。また、腫脹を伴わない慢性的な痛みの原因として、上記のような細い神経の影響がありうることを理解しておく必要があります。ハイドロリリースの良い適用ではありますが、組織間リリースでも十分対応できます。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

Facebook 足関節

足首のねんざの後遺症を防ぐテーピング

ねんざの後遺症として、内くるぶし後部の腱の癒着による背屈制限が挙げられます。しゃがみ込みやジャンプの着地で足関節の背屈可動域が制限されるようになり、つま先は膝に対して外に捻じれるとともに、足首の前に詰まりが生じます。     スポーツへの復帰を加速するため、上記のような異常運動を防ぎ、正常な運動と可動域を早期に獲得させることを目的として、テーピングを用いる場合があります。     後遺症を防ぐという観点で、テーピングを使用する上では以下の点に注意します。 ・足首を固めるためではなく、不安定性に対して用いる。 ・可動域を広げるために用いる ・皮膚の締め付けは皮下組織の癒着を引き起こすことを理解して用いる ・マルアライメントを修正し、正常な運動パターンを獲得させるために用いる ・結果因子(症状)に対する効果のために用いない これらの原則を理解することにより、テーピングに求めるべき目的が絞られ、最適な方法で、かつ適切に用いられるようになります。     こちらの動画 ほぼすべての足関節疾患に用いるテーピング(内側)です。実際には、これに加えて外側に2-3本程度のテープを用います。イラストにあるように4本のサポートテープにはそれぞれ明確な役割があるとともに、4本がパッケージとして役割を果たす共同作用もあります。     内側の1本目は、舟状骨結節と内果を接近させるように貼ります。関節の底背屈の運動軸である内くるぶしよりも2cm程度後方を通すことにより、底屈位では弛み、背屈位で緊張するようなテープになります。その結果、背屈すればするほど、内側アーチを引き上げつつ舟状骨を内果に接近させるように作用します。これは、距骨内側部の後方への滑走性の低下に対して、距骨内側部の後方滑りを促すような役割を果たします。     内側の2本目は、1本目のテープで距骨内旋作用を持つのに対して、それとバランスをとるため踵骨を外旋させるように貼ります。これにより脛骨に対して踵骨は中間位を保つことになります。     さらに内側の1本目と2本め、さらにはその下にあるホースシューの組み合わせは、ショパール関節外転を防ぐ作用を持ちます。これは扁平足に特徴的なアライメントを防ぐことになり、内側アーチをサポートする効果を強めてくれます。その後、外側にも2本程度貼りますが、その詳細は割愛します。           さて、上記のようなテーピングは、私がフルタイムで選手と接することができる状況にあればとても有効なのです。しかし、選手から離れて医療機関や大学に勤務する場合にはあまり良い方法とは言えません。 問題点として、 ・テープを巻く上で技術的に難しいこと ・高コスト ・時間がかかる ・皮膚のトラブル ・皮下組織の癒着 などがあります。特に学生スポーツおいてトレーナー不在の環境が多く、予算も十分ではないところがほとんどだと思われ、テーピングはかなり負担の大きい方法と言えます。     上記のような問題点に対して、テーピングの構造を模したソックスを開発しました。リアライン・ソックスという名前の通り、足関節のアライメントを治す(リアライン)することができるようなソックスに仕上がりました。         Wリーグの選手には実はたくさんの愛用者がいます。ユニフォームのスポンサーとの兼ね合いでロゴを隠している場合もありますが、一度使い始めるとこのソックスの効果と簡単さ、低コストであることからテーピングを使わなくなる選手もいるのです。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

Facebook 足関節 組織間リリース

足首のねんざの後遺症対策

「一度作られた癒着を解消するには」     癒着の強さにはいろいろなレベルがあり,本来滑るべきものが滑らなくなった状態を指します。例えばねんざのあと,内くるぶしの後ろにある腱が滑りにくくなることも立派な癒着です。       ごく軽度の癒着はストレッチなどの運動によって改善する場合があります。子供のときにストレッチを日々繰り返すと,徐々に柔軟性が改善する場合などがこれにあたります。柔軟性の変化は,軽度な癒着が徐々に剥がれることによって起こる滑りやすさの変化と,伸びにくい筋肉などが少しずつ伸びやすくなることとが組み合わさって起こるものです。        足首の背屈制限が起こってしまい,足首の前が詰まるようになると,内くるぶしの後ろに癒着が起こっていると考えて間違いありません。これは内くるぶしの後ろを通る3本の腱が,関節包などにくっついてしまった状態を指します。     これに対して,「関節モビライゼーション」という方法を使うと,足首の後ろ側の関節包を少しずつ広げていくことができますが,これによって癒着が剥がれるわけではないので,一晩寝たらもとに戻ります。ストレッチは,先に足首の前の骨がぶつかってしまうので,十分に癒着の部分を引き剥がすような作用はありません。        そういう状態に対して試行錯誤を重ねた結果,癒着した腱を一本ずつ滑らせていく「組織間リリース」という方法を見つけました。指先の骨の一角をつかって,腱と靱帯との間に入り込んだ結合組織というものを1mmずつこすり取るような技術です。これを習得すると,どこが癒着しているのかがわかるようになり,それを少しずつ剥がしていくことができるようになります。      組織間リリースはとても高度な技術で,容易に習得できるわけではありません。しかし,スポーツ現場で活動するトレーナーが習得すると,最も早期に癒着に対する治療ができるようになり,アスリートにとっては100%の機能回復を得る上で,とても強力な武器を手にすることになります。        組織間リリース(ISR)セミナーという3日セットのセミナーを開催しています。3日間セットで出席していただく必要がありますが,今週末の22日から京都での3回シリーズが始まります。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

Facebook 足関節

足首のねんざと後遺症の問題

女子バスケットボールに限ったことではないが、捻挫後の”背屈制限”だけでも解決できれば多くの選手が後遺症に泣かされずにすみます。「捻挫後に背屈可動域制限を解消するまで練習には戻れない」というルールを作れるものなら作りたいくらいに重大な問題と考えるべきだと考えています。       この話はとても奥が深いのですが、まずはスポーツ現場の皆さんに「これはまずい」と感じてもらうことが重要だと思っています。選手や指導者の方々にも読んでもらいたいので、少し丁寧に、易しい言葉で書きたいと思います。       ねんざをすると足首が腫れたり、痛みによって筋力が低下したりします。痛いので足首の可動域を制限しながら生活し、場合によっては治る前にテーピングを巻いて無理に復帰したりします。その結果、どういうことになるのかを説明したいと思います。     1.足首の捻挫をすると、一旦可動域を失います。特につま先を膝に近づける方向(背屈)を失いやすく、またこれはスクワットやしゃがみ込む際の足首の柔軟性を失うことにもなります。   2.足首の外側と内側を比べると、外側のほうが背屈方向の可動域の回復が起こりやすく、内側は回復しにくいという特徴があります。このため、徐々に可動域が広がっても、それは外側だけの可動域改善が得られており、内側はほとんど変化がないことがしばしばです。 3.外側のみ背屈可動域が回復すると、すねに対してつま先が外に捻じれます。つまり、内側は背屈せず、外側のみが背屈するようないびつな運動が癖になってしまいます。その結果、下の動画のようにつま先を内側にひねるようにすると、ガクッとねんざのような不安定な状態が再現されるようになります。これはストップのときにつま先を内に向けるような場面で起こるねんざと同じ現象と思われます。 4.内側の可動域制限は、内くるぶしの後方にある3本の腱とアキレス腱の癒着によって起こります。これらの癒着は一回起こると、運動などで自然に剥がれることはまずありません。一度起こった癒着は、高度な治療技術でしか剥がせないのです。 5.つま先が外向きにねじれるといろいろと問題が起こります。主な問題として、「足首の前が詰まる」、「内側アーチがつぶれて扁平足になる」、「着地などで足首で衝撃吸収ができなくなる」、「かばって歩くうちに膝がねじれる」、「ねじれた結果膝に痛みが出やすくなる」、「膝がねじれると足の裏の外側に体重が乗りやすくなり、更にねんざしやすくなる」、などなど。 6.足首の前の詰まりは骨の衝突によって起こるため、この状態で何年かプレーしているうちに「骨に棘ができる」、「足首の前の骨に疲労骨折や骨挫傷が起こる」、「その結果数ヶ月間の練習離脱になる」、「さらにその原因である内くるぶしの癒着が解消されなければ再発を繰り返す」といったことになります。これはまさに選手寿命に関わります。     上記の問題は解決可能ですが、簡単ではありません。コーチ、トレーナー、選手、医療関係者が一体となって、捻挫後遺症を防ぐように努力しなければなりません。その具体策については、また別の機会に書きたいと思います。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

Facebook 足関節

三角靱帯前方の頑固な痛みと伏在神経

捻挫後の骨棘切除術後に三角靭帯前部に疼痛が残存している症例において、触診にて内果前方に加工する神経を発見。背屈時にここに疼痛があり、この神経に対する「リリース時痛」が著明。この神経の組織間リリースにより疼痛の軽減が得られたが、疼痛は解消せず。       少し調べてみたところ、伏在神経後枝がいくつかに分岐して三角靭帯に入るという論文を発見。加えて、伏在神経前枝は皮下組織に停止するとの記述。 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3633186/        三角靱帯に入る伏在神経の由来の痛みがしつこく残る症例は実は多いのではと直感しました。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

足関節 Facebook

末梢神経の癒着と拘縮・痛み

足関節捻挫,テーピングの常用,そしてその後の骨棘切除など2回の手術を経て足関節内果の頑固な痛みが残存.エコーで内果を見てみたところ,血管新生などの異常所見はなし.過去に,ブロック注射を試みた医師は炎症所見がないので注射を回避したとのこと.     触診では,細い皮神経が内果に癒着しており,それをリリースしようとすると疼痛が再現されました.        丁寧に皮神経を内果上で滑らせるようにリリース.特に背屈時に痛みが強いことから,皮神経が内果上で遠回りしないように前方に向けて移動させるようにリリースしました.その結果,内果上の痛みは消失.さらに背屈時の内果周囲の抵抗感も軽減.皮神経の癒着が,可動域制限および疼痛の原因になっていた可能性があります.(エコー画像に写っているでしょうか? よくわかりませんでした.)     ついでに,屈筋支帯周囲での長趾屈筋の疼痛もあったので,触診にてその周囲で神経とFDLとの癒着を発見.脛骨神経・内側足底神経を長趾屈筋から分離するようにリリースをして,この部位の痛みも解消されました.      Hadzicの局所麻酔のテキストで調べて見たところ,一応FDLにブロックしている写真がありました.しかし,薬の効果よりも,絡みついた神経と腱の滑走性を取り戻すようなハイドロリリースのほうが長期的に有効なのではないかと想像します。

Facebook 足関節

長母趾屈筋(FHL)

こちらの動画) で動いているのは、他動的に母趾を背屈させて滑走している長母趾屈筋(FHLです。   足関節背屈制限に対して、関節包とFHLがの癒着が認められたため、ここのリリースを行った後の映像です。見づらいのですが、画面中央の深層で関節包とFHLが滑ってくれています。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

カートを見る