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リアラインブログ・ニュース

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組織間リリースを用いたプロ野球投手のコンディショニング。

  組織間リリースを用いたアスリートのコンディショニングの実例を紹介します。組織間リリースは拘縮治療、疼痛治療だけでなく、繰り返しのスポーツ動作での負荷の分散、可動域改善、動作の安定性(再現性)、そしてトータルでパフォーマンス向上に必要なすべての組織の癒着を解消させます。1年に一度は、全身コンディショニングを行うと、思い通りの動きを保つことができます。     キャンプでのハードワークで腰のハリが強くなってきたという主訴でした。対症療法(1)でとりあえずの痛みを解消させますが、下肢から上肢にかけての運動連鎖を妨げる要因が多数あるので、運動連鎖全体の制限因子をすべて解決するようにしました(2-6)。ちなみに実施時間は1時間でした。これからシーズンインに向けて調子を上げてくれることでしょう。       ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 1)左背筋の痛みに対して ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ・腰部で多裂筋と最長筋の間の癒着を割って入るようにリリース ・下部胸郭において、最長筋と腸肋筋の間の癒着をリリース 以上により、背筋の痛みが改善し、前屈の柔軟性が改善しました。       ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 2)背部全体の緊張、肩可動域に対して ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  肩から上背部にかけての滑走不全は、フォロースルー時に腰部へのストレスを増大させる一因となります。肩甲上腕関節、肩甲骨、上背部(胸郭)の可動性を改善するために以下を実施。   ・僧帽筋下部線維を、その深部の棘下筋、腸肋筋、広背筋などからリリース。特に広背筋との間のリリースによって肩甲骨の運動が改善 ・肩甲骨外側で、広背筋と前鋸筋のリリース、広背筋と大円筋のリリースをおこない、肩甲骨の上方回旋を改善 ・外転可動域、内旋可動域を改善するため、腋窩神経と三角筋、上腕三頭筋外側頭、長頭、関節包(腋窩陥凹)とのリリース      ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 3)左殿部の癒着 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  本人も自覚しているように、左股関節の屈曲・内旋制限がありました。特に坐骨神経が前額面、矢状面で遠回りしているのを改善することで、十分な可動域を獲得しました。   ・坐骨神経と上双子筋、内閉鎖筋、下双子筋、大腿方形筋の癒着のリリース ・坐骨神経が内閉鎖筋レベルで外方に偏位していたので、大転子滑液包や大腿方形筋に対して内側に向けて移動させるようにリリース(前額面での近道) ・大腿方形筋の深部に癒着があり、下方に偏位していたため、股関節屈曲時に坐骨神経が遠位に遠回りしていました。大腿方形筋を上方に向けてリリースし、近道させました。 ・大腿後面で、大内転筋と半膜様筋や坐骨神経の癒着をリリース。        ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 4)大腿外側の痛み ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  フォロースルーで左脚での一脚支持において腸脛靭帯の遠位部の痛みを感じるとのこと。裂隙から近位10cmの腸脛靭帯後縁に癒着による痛みがありました。またその前方で、外側広筋深層で、大腿神経外側広筋枝の癒着がありました。 ・腸脛靭帯と外側広筋のリリース(前縁、後縁) ・外側広筋の深層で、大腿神経外側広筋枝をリリース         ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 5)左脇腹・左鼡径部 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  フォームを少し変えて、体感回旋を強く使うようにしているとのことで、左腸骨稜に沿って痛みがありました。外腹斜筋と内腹斜筋の間、そして腸骨下腹神経、腸骨鼠径神経にそって痛みがありました。 ・腸骨稜に沿って腸骨下腹神経、腸骨鼠径神経のリリース。 ・鼠径靱帯の下で、腸骨鼠径神経のリリース      ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 6)ワインドアップの右片足立ちの安定性に対して ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  右片足立ちが安定しないとのことで、触診したところ、股関節おw少し内旋すると小殿筋が前方に異常に膨隆していました。   ・大腿筋膜張筋、中殿筋・滑液包・小殿筋、関節包、頸部の脂肪体などをリリースし、股関節内旋位での鼡径部外側の筋の不自然な膨隆を解消

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5歳のときの内鼠径ヘルニア手術から20年間も左下腹部の痛みが続いた症例

主訴は左下腹部の痛み、圧痛だけでなく、下着などでの皮膚の圧迫でも痛いとのこと。生理痛とは異なり、周期性がなく、常に痛いとのこと。鼠径靱帯上に4cmほどの術創あり。5歳のときの内鼠径ヘルニアへの手術と思われる。 圧痛および癒着の分布は総腸骨静脈・動脈周囲に存在し、これらと腹横筋、膀胱、鼠径靱帯、大腰筋などとの間をリリースしようとすると強い疼痛が出現。また、鼡径部の下方でも、大腿静脈・動脈、そして浅会陰動脈と思われる動脈にも著明な痛みがありました。さらに、鼠径靱帯から4cm上方までの皮下組織にも痛みがありました。 産婦人科受診歴があり、子宮や卵管・卵巣の異常は否定されていたので、内鼠径ヘルニアの術後の瘢痕・癒着による痛みと推測し、上記の癒着を順次リリースしていきました。その結果、皮下組織の痛みは一部残してしまいましたが、深部の痛みは80%以上消失したとのことでした。 いろいろ探しましたが、膀胱と総腸骨静脈が触れているように記載された解剖図を見つけることができません。術後にこのようなことが起こりうるのか、外科医師の見解はいかがでしょうか? セミナー情報はこちら

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大腿神経を近位にたどってみたところ大腰筋付近に問題を発見

「組織間リリース中級編:股関節・骨盤」では,股関節周囲のほぼすべての軟部組織の癒着に対して,組織間リリースを行います。受講者も中級編とあって,ある低碁の技術を持ったところからスタートするため,確実にリリースが進んでいきます。   ところが,セミナー中に大腿神経,腸骨筋,腸骨関節包筋など鼡径部の組織を完璧にリリースしたはずなのに,3日コース終了後に鼡径部の違和感,股関節伸展制限を訴える受講者がいました。聞けば,数年前から続く違和感で,盲腸かとおもって受診したこともあるとのことでした。内蔵には問題がないとのことなので,神経や筋の問題を必要があると思われました。セミナー直後でこの症状を残して帰ってもらうわけにはいかず,探索してみることにしました。 最初に大腿神経の関与を疑って,鼠径靱帯から近位にたどってみたところ,腸骨筋上で強い痛みを伴う癒着があり,さらに大腰筋を貫き,その後方に至るまで痛みがありました。腰方形筋の全面をたどって内側に指を滑り込ませると大腰筋の後面に入ることができます。そこで,大腰筋と腰方形筋の両方に癒着した腰神経叢を発見。それを腰方形筋からリリースした上で,やきとりの串から肉を落とすときのように,神経をこすって大腰筋を引き出すようにして腰神経と大腰筋を互いに滑走させました。その結果,主訴は消失しました。 初めて大腿神経を近位にたどってみたのですが,膀胱や子宮周囲の触診に慣れて来ていたので,大腿神経を腰椎までしっかりたどることができました。局所の損傷のない鼡径部の違和感,痛み,神経障害と遭遇した際は,骨盤内での大腿神経の癒着の関与を疑う必要がありそうです。 組織間リリースのセミナーで腹腔内の触診やリリースはまだ開始していません。いずれ上級編として行うかもしれませんが,リスクもあるので慎重に検討したいと思います。

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第3回ジョイントヘルスカンファレンス(2020年3月28-29日、東京)開催要項

第3回Joint Health Conference     ■ テーマ: アスリートの変形性関節症と競技復帰! ■ 日 程: 2020年3月28-29日        1日目:膝関節、2日目:股関節 を予定 ■ 形 式: AM:エキスパートによる講演        PM:包括的文献レビュー ■ 場 所: 東京(両国) ■ 対 象: 医師、理学療法士、アスレティックトレーナー、柔道整復師など ■ 受講料:  2日間セット  一般20,000円(税込)          会員18,000円(税込)  一般    1日目のみ:12,000円(税込)   2日目のみ:12,000円(税込)  会員   1日目のみ:10,000円(税込)   2日目のみ:10,000円(税込)    早割(2日セットのみ):    5月末 25%引き    9月末 20%引き    12月末 10%引き ■ 受講登録: 4月1日ころから公開予定           https://realine.info/seminar/jhc           受講登録        ■ 開催趣旨:  関節軟骨損傷、半月板損傷、関節唇損傷といった硝子軟骨や線維軟骨(以下、軟骨)の損傷が生じると、その治癒能力が低いため元通りの関節に治しにくい状態となります。軟骨の再生や再腱の治療法は日進月歩で、新しい治療法が多数誕生しています。第3回JHCでは、軟骨損傷に対する最新の治療法を学ぶ機会を提供いたします。  次に、保存療法や術後のリハビリテーションにおいて、軟骨損傷とは無関係の関節外の症状を呈する症例と遭遇することがあります。半月板損傷だと思っていたら膝蓋下脂肪体の癒着だった、ということもしばしば経験されます。どのような診断名であっても、病態を正確に見極め、軟骨損傷以外の症状を完全に解決した上で、残っている軟骨由来の症状と向き合うことが望まれます。  私達はセラピストとして、軟骨損傷を持つアスリートを諦めさせるのではなく、希望の光を見せていくという役割があります。上記のような軟骨に無関係な症状を確実に取り除くためには何が必要か、また最新の治療法の成績を向上させるには何を学ぶ必要があるのか、を理解することが望まれます。第3回JHCは、軟骨損傷を諦めることなく治療できるセラピストを増やすため、世界中から最新の知識を集めた勉強会にしたいと考えています。 ■ 整形外科診療に携わる医師、セラピストの皆さんへ  JHC関係者の皆さん、受講予定の皆さん、そして軟骨損傷の治療法の進歩にちょっとでも関心のある皆さん、この日程を今すぐカレンダーに記入して、日程確保をお願いします。

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股関節屈曲制限の症例

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------- セミナー終了後、股関節屈曲90度程度と制限の強いセラピストの治療をする機会がありました。年齢はおそらく20代後半で、学生時代から徐々に制限と違和感があったとのことでした。 ----------------------------------------------------------------------------------------------------------------     股関節前面の詰まりがあるため、その主訴を頼りに ・大腿直筋反回頭と関節包のリリース ・腸骨筋と腸骨関節包筋・股関節関節包とのリリース ・腸骨関節包筋と股関節関節包・脂肪体とのリリース などを行い、5度程度の僅かな改善しか得られませんでした。     次に図の赤色の部分にある脂肪体を関節包(関節唇のあたり)からリリースしたところ、可動域は130度にまで改善。    はっきりしたことは言えませんが、おそらく関節唇損傷後に脂肪体の癒着が起こり、そのまま放置されたのではないかと想像します。拘縮が起こったため、関節唇へのストレスは回避され、拘縮状態のみが残ったということなのかもしれません。      脂肪体深層のリリースは、これまでの治療に含んでいなかったので、今後気をつけて見ていきたいと思います。

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股関節屈筋の筋力発揮が著しく抑制されていた症例

本来腸骨筋の浅層を下行するはずの大腿神経の内側広筋枝が、腸骨筋と腸骨関節包筋との間に挟まれていたために、股関節屈筋の筋力発揮が著しく抑制されていた症例 長いタイトルになってしまいましたが、立位で股関節屈曲30-45程度を保持できないような屈筋の筋力低下を認める症例を経験しました。     屈曲最終域の痛み、インピンジメントテスト、画像所見からFAIもありそうです。しかし、それだけでは軽度屈曲位における屈筋の筋力低下を説明することはできません。屈曲筋力は全体的に弱いのですが、角度によって筋力が異なるので単純な筋力低下とは異なると判断されました。     まず、他動運動の痛み軽減と可動域拡大のために、股関節周囲の癒着のリリースを進め、屈曲120から140°くらいに改善し、もう少し屈曲時の詰まりが残っていたのが骨頭の正面、腸骨筋深層でした。      通常であれば、腸骨関節包筋の表層をこするようにして腸骨筋を内側にリリースすれば簡単に筋間の滑走性が得られますが、この症例では腸骨筋深層に異物を触知。少し近位にたどると神経であることがわかったので、まずこの神経を外側に引き出し(救出し)、その上で腸骨筋を内側に向けてリリースしました。     数年間、改善しなかった屈曲時の違和感が解消されて、いつもの脱力感がないという違和感に慣れるのに時間を要するほどでした。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

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重度な後大腿皮神経障害と挫滅マッサージ

主訴は下肢後面のしびれ(異常感覚)で仕事が終わって帰宅時には歩行困難になるくらいの強い症状を訴える症例です。右股関節の関節鏡手術後から症状が出現し、増悪してきました。また股関節前面の癒着も著明で、常に違和感と痛みがあります。 後大腿皮神経を、大殿筋上から触れると、その深層の外旋筋とのあいだで癒着としびれの再現が得られ、それを遠位に辿ると半腱様筋上で、坐骨結節から15cmほど遠位にまでしびれの再現と癒着が確認されました。     次に、大殿筋をめくるようにすると、大殿筋深層の広範囲強い癒着があり、さらにしびれの再現や放散痛も「激痛」レベルでした。それを丁寧にリリースしていくと梨状筋上までリリースが得られ、一応症状の寛解が得られました。     症状が少し良くなってめでたし、という話ではありません。実は、股関節鏡後のリハにおいて、PTの肘による挫滅マッサージが鼡径部や殿部に執拗に行われ、股関節前外側の術創部からの出血が起こったとのことです。これが殿部の癒着を引き起こすほど広範囲の内出血であったかどうかわかりませんが、少なくとも股関節前面の癒着の一因になったことは間違いありません。     上記の話はとても信じられないことではありますが事実のようです。そして、肘を使った挫滅マッサージは何度も繰り返されたため、術後の症状は増悪し、治療後には歩けなくなることもあったようです。術後Ⅰ年以上経過しても、神経障害性疼痛に対する薬を伸び続けなければならない状態にあります。あまりにも無配慮な治療に、同業者としてとても申し訳ない気持ちでいます。  

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膝術後の下肢機能不全

階段降下時に膝が震えてしまう! という映像を見て、何が原因だと思われるでしょうか? 本日、某クリニックで両膝で5回も手術を受けていろいろと機能低下が生じていたサッカー選手と再会。以前会ったときはACL再建術後、今回は膝蓋骨軟骨損傷に対する骨軟骨プラグ移植術後という状態でした。 痛みはそれほど著明ではないものの、いろいろと機能障害がありました。具体的には大腿四頭筋セッティング不良、スクワット時の股関節屈曲の制限と可動域制限、しゃがみ込み不可、階段降下困難、可動域は0-150°、正座不可、膝蓋骨低位などを確認。      ①膝蓋上嚢リリース、膝蓋腱・膝蓋下脂肪体リリース  僅かですがセッティング不良と屈曲制限がありました。これは膝蓋下脂肪体拘縮と膝蓋上嚢拘縮の2つが残存していることを示唆します。そこで膝蓋上嚢上縁で、その浅層と深層をリリース。また膝蓋腱と膝蓋下脂肪体を包むfasciaとの間をリリース。以上により、セッティングと屈曲制限は同時に解決されました。      ②スクワット時の股関節屈曲制限  スクワットをしようとすると、股関節屈曲に抵抗を感じ、上手にしゃがみ込むことができませんでした。背臥位での股関節屈曲可動域は120°(対側140°)でしたが、100°で急激に抵抗が感じられました。さらに腓腹筋内側の痺れがあったため、坐骨神経と後大腿皮神経の癒着を疑い、これらをリリース。また大殿筋の深層の癒着を一通りリリースしました。  フルスクワットが可能になったものの、膝内側に疼痛が出現。伏在神経にリリース時痛があったため、これを後方に向けてリリースし、症状は解消されました。  これでスムーズにスクワットができるようになりましたが、膝屈曲時に外側広筋に強い張りを感じたとのことで、腸脛靭帯の後方への滑走性を確保した上で、外側広筋とその深層の神経との間のリリースを行い、上記の張りが解消されました。        ③階段降下時(動画)の左膝の震え  階段を降りようとすると、右遊脚期に左膝がブルブルと震え、右足を接地するところまで膝を曲げることができません。これに対して、外側膝蓋支帯の後方への滑走性の獲得、大腿直筋およびその深層の神経のリリース、縫工筋と内側広筋との癒着のリリースなどを実施。その結果、まだ震えは多少残っているものの、スムーズに階段を降りることができるようになりました。このあと、小走りも可能になりました。           以上のような下肢機能障害は術後には珍しくないと思います。これらの問題はすべて抹消の問題であり、組織間リリースで解決できる問題でした。これらの原因を中枢神経、協調性などと考えると、全く的外れの治療が行われてしまうことになります。まずは、目に見える抹消の問題を、一つずつ解決すれば確実に治療が前に進むことを教えてくれる症例でした。 動画は こちら ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

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第14回股関節鏡研究会シンポジウム

第14回股関節鏡研究会でのシンポジウムにて、「組織間リリースを用いた股関節疾患の治療」というタイトルで発表させていただきました。股関節に絞らずに、グローインペイン全体について8分間にまとめてみました。       リアライン・コンセプトの説明から入り、組織間リリースの技術と効果、そしてグローインペインの分類についてグローイントライアングルの内部、上方、内側の3つのエリアについてアライメントとの関連性を含めて治療法を提示しました。     グローイントライアングル内部については、股関節周囲の筋や神経の病変とともに、股関節内の病変の影響が含まれることから、症状を引き起こしている病変を見極めることが重要という点で、多くの演者と共通していました。何はともあれ、関節内の外科的治療で解決しようという時代は終わったように感じました。       正確に疼痛の原因を特定するためには「触診」が不可欠です。いろいろな誘発テストはありますが、それらを組み合わせて感度と特異度が上昇したとしても、圧痛を探り当てたときの事実がなければ推測の域を出ません。       セラピストはハイドロリリースやブロック注射を用いた病態分析ができないため、医師よりも触診に頼らざるを得ません。しかし、股関節の触診をあきらめている人が多いように思います。組織間リリースによる触診、リリース時痛の探索、リリース完了によるリリース時痛の消失、といった技術を身につけると治療のターゲットの見極めが何倍も正確になります。      明日は「第2回周産期ケアday」。出産前後の様々な症状のメカニズムをしっかりと見極めます。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

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坐骨神経痛? 殿部痛?

ハムストリングスのストレッチを行おうとすると、どうも坐骨結節よりも上方に痛みがあってうまく伸ばせないという症状に取り組みました。競技特性上、どうしても不自由なく、また躊躇なくハムストリングスを伸ばす必要があるため、100点満点を目指しました。     坐骨神経と大腿方形筋、内閉鎖筋、梨状筋などの一般的にもよくみられる癒着のリリースが終わっても症状がなかなか改善しません。症状を頼りに、探っていったところ、以下のようなリリースが必要でした。 ① 坐骨神経の神経鞘内(上双子筋付近)で、脛骨神経と総腓骨神経をリリースするとともに、それぞれの側方への滑走性を改善。   ② 内閉鎖筋、上双子筋、下双子筋を坐骨外側からリリース。 ③ 内閉鎖筋の内側で仙結節靭帯および肛門挙筋、尾骨筋からリリース。         以上のような大きな組織のリリースが完了してもまだすっきりしないので、さらに探索したところ以下のリリースが必要でした。 ④ 陰部神経が内閉鎖筋上で外側に偏位していたので、内側に移動させるようにリリースし、閉鎖孔後面に滑らせた。 ⑤ 坐骨神経よりも内側で、上双子筋と内閉鎖筋の表層に癒着していた後大腿皮神経をリリース。 ⑥ 内閉鎖筋の深層で、坐骨外側上に神経を発見。この神経と内閉鎖筋、上・下双子筋との間をリリースして筋を開放するとともに、神経を骨からリリース。おそらく大腿方形筋を支配する神経。         以上のプロセスを通じて、上記全てがSLR、股関節屈曲制限の因子となることがわかりました。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

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