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リアラインブログ・ニュース

組織間リリース

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セミナー情報 組織間リリース 精密触診 肩関節 お知らせ

組織間リリース<特別編>肩関節の内容をお知らせします

今年度の下半期に,特別編として限定的に開催する「組織間リリース<特別編>肩関節」の内容をお知らせします。 <目的> ・重度の肩関節拘縮の治療において、確実に拘縮の要素である癒着を解消しながら治療を前進させられるようになる。 ・軽度の肩関節拘縮(肩関節疾患)の治療において、可動域を制限している要素を速やかに見つけ、それを即時的に解消させられるようになる。 ・腕神経叢を正確に触診できるようになり、胸郭出口症候群の治療を習得すること。     <プログラム(予定)> ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 1日目:肩甲胸郭関節の可動性 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ・精密触診の基礎 ・ISRの基礎 ・肩甲骨外側   広背筋、大円筋、前鋸筋、肩甲下筋 ・肩甲骨内側   菱形筋、滑液包、肩甲背神経、前鋸筋、胸郭 ・肩甲骨上方   僧帽筋、肩甲挙筋、後斜角筋、第1肋骨、内上角滑液包 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 2日目:屈曲・内旋可動域獲得・対症療法2 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ・肩峰下スペース   肩峰下滑液包、三角筋深層、烏口肩峰靭帯   烏口上腕靭帯、棘上筋、関節包 ・後部拘縮   三角筋後部線維、腋窩神経、上腕三頭筋外側頭   小円筋、棘下筋、関節包後部 ・腋窩拘縮   上腕三頭筋長頭、腋窩関節包、上腕骨頭   肩甲下筋、関節包 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 3日目:外旋・外転可動域獲得・対症療法2 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ・前部拘縮   大胸筋、小胸筋、上腕二頭筋短頭、烏口腕筋   上腕二頭筋長頭、結節間靱帯   広背筋、大円筋、肩甲下筋 ・肩周囲の末梢神経の触診とリリース   神経根(C5-8))、腕神経叢   副神経、肩甲背神経、肩甲上神経   腋窩神経、尺骨神経

組織間リリース 産前産後 セミナー情報

産後卒業のための<個別ケア>を受けた感想をいただきました

産後11ヶ月でいくつかの不調のある方に個別ケアをさせていただく機会がありました。 セラピストとして、まさに産前・産後ケアを始めようとされているということでしたので、いろいろな愁訴に対して我々ができることを理解していただくための勉強会になりました。とても丁寧なお礼のメッセージを頂いたので、紹介させていただきます。これから産前・産後ケアを始めようと思っている方、周産期ケア勉強会の参加を検討されている方、個別ケアを受けたい方にも参考になると思います。     60分間の勉強会中に実施したケアは以下の通りです。 1)仙腸関節痛  仙骨の前額面傾斜(尾骨の左偏位)が認められました。これに対して、梨状筋・坐骨神経間、大殿筋・仙結節靭帯や尾骨筋の癒着をリリースし、仙骨傾斜を修正。これにより前後屈時の違和感、ランニング時の仙腸関節の脱力感が解消されました。   2)右股関節痛  股関節屈曲・内転により詰まり(痛み)があり、体幹回旋のストレッチができないという主訴がありました。これに対して、大腰筋、腸骨筋、大腿動・静脈あたりをリリースしたところ症状が消失しました。 3)胸郭形状の左右差  右中位胸郭が前額面で拡張・挙上しており、ウエストの形状に左右差が生じるとともに、胸郭全体に非対称性がありました。これに対して、長胸神経と広背筋を前鋸筋からリリースして、右胸郭を下制させました。 4)腹筋群機能不全  腹筋が緩んで力を入れにくい状態が続いていました。また1cmX12cmの腹直筋離開がありました。これに対して、腹直筋の深層を外側から内側にリリースして、離開幅を0.5cmに減少させました。また内腹斜筋と腹横筋間には妊娠中の腹腔の拡張によって生じたと思われる点在する癒着があり、これをリリース。さらに腹横筋と胃や腸間膜、膀胱とのリリースを行い、腹横筋機能を最大化。以上によりActive SLRにおける下肢の重さが消失し、腹筋の収縮感覚は産前の状態に戻ったとのことです。 5)腹腔内の癒着の調整  妊娠中に拡張した子宮によって押し込まれた胃や小腸、上行結腸、下行結腸、腸間膜と小腸、膀胱周囲のリリースを行い、全体的な位置関係を整えました。これにより腹部の膨隆がすっきりと整い、産後に続いていた腹部の弛み(膨隆とやわからさ)が整いました。 6)切迫性尿失禁  切迫性尿失禁としての傾向があるとのことで、急激な耐え難い尿意を経験されるとのことでした。膀胱底は恥骨上25mmまで下制(通常は50mm程度)しており、膀胱と子宮との間の癒着をリリースしようとすると尿意が発生しました。また、外腸骨静脈や腹横筋と膀胱との癒着もあり、立位になったときに静脈に膀胱が下方に引かれる状態にありました。加えて、膀胱の下方で尿道には閉鎖神経が癒着しており、尿道が硬いパイプ状になっていました。これらをリリースして、膀胱の位置は50mmまで上昇し、膀胱周囲に尿意を発生する癒着は解消されました。 7)母乳トラブル  右の乳腺の張りがt強く、母乳が出にくい状態にあったとのこと。右の腕神経叢および鎖骨下静脈、胸肩峰静脈のリリースを行い、乳房からの血液の潅流を促したところ、母乳が出やすくなりました。    以下、個別ケア実施後のコメントです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 本日は丁寧かつ的確な治療を受けさせてくださり、どうもありがとうございました!初めて先生の治療を受ける中で、どの部分をリリースしているのかを細かく教えていただきながら、実際に自分でリリースされる感覚を感じることができた事に、とても感動いたしました!! 今回、主訴であった股関節内旋内転時の疼痛が軽減されたのみならず、(胸郭の形状を整えて)ウエストのくびれを作っていただき、膀胱を始め内臓をリアラインくださり、また乳腺の詰まりがなくなるなど、まさかここまで産後の不調が改善されるとは思っておりませんでしたので、とっても感激でした!! 治療後、股関節の可動域改善が見られ、体幹回旋のストレッチを痛みなく行う事ができました!また、妊娠してから履けなくなっていたデニムがはけるようになっていました。 また右乳腺の詰まりが取れた事で、子供が泣かずに沢山母乳を飲んでくれましました!私の母乳自体が減っているからと諦めていたのですが、まだ母乳が出る事がわかり、張りも減って快適です!また、呼吸が本当に楽になり、階段昇降時に息切れしやすかったのがなくなりました!!諦めていた沢山の不調を改善させてくださり、身体がとっても軽くなりました!   主訴のみならず、自分でも気付かなかったマルアライメントに関しても丁寧に治療くださり、本当にどうもありがとうございました。先生の治療を身を以て体験できた事で、私も周産期のトラブルに苦しむ女性達の不調を和らげる為に尽力したいと思いを新たにしました! また、先生の完璧なる解剖学の知識に基づいたロジカルな治療法は、本当に素晴らしいです!表層から見たのみで深部まで透けて見えているかのように筋・神経・血管を容易に的確に探し出し、適切な位置にアラインできる先生には尊敬の念しかありません!自分は解剖学の知識・スキルともにまだまだ不十分であるので、今後も先生の勉強会やセミナーに参加させていただき、少しでも先生のように、周産期のトラブルに苦しむ女性達のために貢献できればと思います。もし、先生がご迷惑でなければ、ぜひとも周産期ケア勉強会院内版、開催いただきたいです!   先生には心から感謝しております(^^)本当にどうもありがとうございました!!どうか今後とも、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

セミナー情報 組織間リリース 産前産後 リアライン・デバイス 精密触診 お知らせ

産前・産後ケアに興味のある方にお勧めのセミナー一覧(9月7日付け)

GLABが取り組む <産前・産後ケア> において対象となる症状は以下の通りです。        <頭頚部> ・偏頭痛・眼精疲労 ・項部痛・肩こり <腹部・胸郭> ・胸郭可動性低下、挙上位 ・腹直筋離開(軽度) ・腹筋群過緊張(喘息) ・腹筋群・内臓癒着(腸間膜,下行結腸,膀胱,胃など) ・乳腺炎 <骨盤内臓> ・膀胱下垂、膀胱・子宮癒着 ・生理痛 ・便秘 <骨盤底筋> ・骨盤底筋機能不全 ・尿もれ <腰背部痛>  ・肩甲背神経痛 ・多裂筋・棘突起癒着 ・急性腰痛後の多裂筋・腸腰靭帯癒着 <骨盤帯痛> ・恥骨部痛 ・仙腸関節痛 ・上殿神経痛 <下肢> ・下肢浮腫 ・静脈瘤     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  ●周産期ケア勉強会(3時間) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━    各地の会議室、クリニック、ホテルなどで開催する少人数での勉強会です。 治療体験、治療の技術習得を目的に、これまで200名を超えるセラピストにご参加頂いております。     9月7日 名古屋(19-22時 名古屋または金山)懇親会あり   9月13日 神戸(19-22時、新神戸)懇親会あり   9月28日 東京(18-21時、渋谷)懇親会あり  △残席わずか     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  ●産前・産後ケア無料セミナー(3時間) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  当専門部会の治療法を多くの人に知ってもらうための無料セミナーです。 3時間で、多数の症例紹介を通じてリアライン・コンセプトに基づく産前・産後ケア、不調の解決法を紹介します。     (調整中)   ※ 地域で活動中の団体等からのご依頼に応じます。         ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  ●産前・産後の仙腸関節痛に対するリアライン・セラピー(1日) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  産前・産後の仙腸関節雨の治療法について、評価法、治療理論、治療法実技を行います。1日で、治療の流れが理解でき、産前・産後の仙腸関節痛に対して、明確な方針を持って取り組むことができるようになります。  大阪  9月7日(土)  名古屋 12月1日(土)              ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  ●組織間リリース初級編:産前・産後ケア ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 産前・産後の筋や神経の不調、腹部の張り、腹直筋離開予防、仙腸関節障害などに対する徒手的な治療法(組織間リリース)を習得していただくためのセミナーです。      大阪  2019/10/13(日)      2019/11/17(日)      2020/1/12(日)     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  ●エコーで検証しつつ学ぶ精密触診®と組織間リリース® ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  福岡   10月12日(土)  名古屋  1月11日(土)  長崎   2月22日(土)     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  ●組織間リリース ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ②股関節・骨盤(中級編) 骨盤のマルアライメントの治療に必要な股関節周囲の癒着に対する組織間リリースを習得していただくためのセミナーです。  東京   2019/10/19(土)       2019/11/23(土)       2019/12/21(土)         ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  ●CSPT(部位別の疾患概念、評価、デバイス、治療法) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  ①東京会場   股関節・鼡径部 8月25日(日)         ②広島会場(講師:星賢治)  イントロダクション 9月1日(日)  (精密触診、組織間リリースの基礎実技を含む)  骨盤        11月3日(日)  胸郭        1月26日(日)  腰痛・骨盤痛    3月15日(日)

セミナー情報 産前産後 Facebook 組織間リリース

産前・産後ケア セミナー参加者のブログ・フェイスブックを紹介

参加者の皆さんがいろいろとフェイスブックに投稿してくださっているので、ぜひご覧ください。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 産前産後コンディショニング コーラルリズム様 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ● 周産期ケア勉強会の報告 ● 組織間リリースセミナーの成果:腹直筋離開 ● 組織間リリースセミナーの成果:仙腸関節痛 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 産前産後ママ専門の体操教室 Tiare様 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ●組織間リリースセミナーの成果:腹直筋離開   ● 組織間リリースセミナーの参加報告 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー その他、facebook投稿 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ● 飛田千佳さん セミナー参加報告 ● 女性のからだ研究室 佐世保 参加報告 ● 河北悠加さん 周産期ケア勉強会参加報告   ● 河北悠加さん 腹直筋離開への対策   ● 半田瞳さん 参加報告

産前産後 組織間リリース

妊娠3ヶ月、胃周辺のリリースのつわりに対する効果

妊娠3ヶ月で、つわり真っ最中の方が周産期ケア勉強会に参加されました。つわりはホルモンの影響やデトックス説など信じられていますが、本当のところそのメカニズムは解明されていません。体の急激な変化のうち、子宮の体積拡大は、腹腔内にいろいろな変化をもたらしますが、その影響についてもほとんど理解されていないように思います。     私の仮説は、子宮拡大が始まる妊娠3ヶ月ころから、腸間膜や交感神経を開始して胃や横隔膜に物理的な緊張伝達と神経学的な作用が伝達されることが要因の一つとなっているというものです。このため、癒着の治療が一定の効果を発揮します。    今回の3ヶ月の方は、嘔吐には至らなくても嘔吐反射を頻繁に起こすそうです。空腹時や特定の匂いによっても胃の不快感が増強し、体重は3kg程度減少したそうです。      治療内容は、 ・肝臓と噴門のリリース ・横隔膜と胃底部のリリース ・胃と横隔膜のリリース ・胃の後面のリリース ・胃と肝臓のリリース などでした。治療前には胃の周囲に10カ所程度の不快感誘発点がありました。上記の一通りのリリースが完了した瘢は、胃の周囲をいろいろ圧迫しても不快感が誘発されない状態になっていました。      以下、翌日のコメントです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 昨日名古屋の講習会でお世話になりました。 先生に治療して頂いた悪阻症状ですが、食前・食後とも胃の不快感は激減しています。 吐き気も今のところ(空腹時も含めて)ありません。 本当に感動です! ありがとうございました ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

組織間リリース 精密触診 産前産後

乳児の胃の癒着: 胃の不調、寝付きの悪さを改善、家族の寝不足を解消

生後6ヶ月、ミルクを十分飲めない、吐き戻しがある、眠りが浅いといった不都合があるようでした。機嫌が良さそうだったのでお腹を撫でながら、胃の周囲をリリースしてみました。 第一印象は腹部の張りが強く、あれこれ癒着がありそうな予感がありました。腹横筋深部での腸間膜や胃との癒着を開放して腹壁の緊張を落とし、噴門部、胃底部、胃の後面のリリースを順次行いました。胃の後面を触れたときには少し手で払いのける仕草がありましたが、最後まで泣かせることなくリリースを完了しました。 その夜は、ミルクの量が40ml増え、胸郭の動きが改善して呼吸が深くなり、声量が増大。そして、4時間連続で眠れたようです。そして、家族の睡眠不足に対しても役立ちそうです。 そしてわかったことは、胃の癒着は0歳児にもありました。癒着は噴門周囲、胃底部周囲、腸間膜・腹横筋、胃の後面などに認められ、妊娠中のつわりや産後の胃の不調の方でも診られるような胃の周囲の癒着と同様でした。 おそらく、このような内臓の癒着は解消されることなく、生涯抱え続けることになるのかもしれません。より健康に育つために、こういったことも「癒着の医学」のテーブルに載せていきたいと思います。

腰痛骨盤痛 組織間リリース 精密触診

骨盤底筋拘縮の影響: 仙腸関節離開を招く? 出産に影響? 

骨盤底筋の中でも左右方向に向いている浅会陰横筋は、坐骨間の距離を調節していると思われます。坐骨を接近させることは骨盤底筋を弛ませて、排泄を容易にしている可能性があります。しかし、この浅会陰横筋が骨のように固くなっている人がとても多いのが現実です。そして浅会陰横筋の過緊張は、本来の坐骨の接近・離開という機能を失わせる可能性があります。 その原因として、単純に椅子坐位生活にあると思われます。正座は骨盤底筋を圧迫しない座り方の一つですが、椅子坐位では例外なく骨盤底筋が圧迫されます。これが浅会陰横筋と会陰神経などの癒着を引き起こしている可能性があります。 浅会陰横筋の過緊張は、以下のような影響をもたらすと思われます。 (1)仙腸関節上部の離開  坐骨の接近は仙腸関節上部の離開を引き起こします。これにより仙腸関節痛や多裂筋の過緊張を引き起こす可能性があります。腰仙部の多裂筋の過緊張があるとき、それは結果因子であり、その過緊張に対する対症療法は仙腸関節の離開を増強させる可能性があります。つまり、腰が張っているとき腰部の筋を弛めてはいけないということになります。一方、その原因因子として外転筋群と浅会陰横筋であり、これらの治療を先行させることが必要と思われます。 (2)出産への影響  ホルモン等の影響により、出産時にいろいろな組織が弛みますが、この浅会陰横筋がどの程度緩むか、そしてどの程度坐骨間の距離を拡大できるのかはよくわかっていないと思われます。出産前に浅会陰横筋を十分に弛め、坐骨間距離を拡大しておくことは出産の困難さを軽減する可能性があります。   (3)排泄への影響  坐骨間距離が拡大することで、腸骨尾骨筋の緊張が得られ、尿道括約筋や肛門括約筋の機能の向上が得られる可能性があります。逆に、坐骨が接近すると腸骨尾骨筋は弛み、失禁リスクが高まる可能性があります。     骨のように固くなった浅会陰横筋を柔らかくするのは容易ではありません。関連する筋としては、球海綿体筋、坐骨海綿体筋、深会陰横筋があります。加えて、頭にあるように、会陰神経の枝が浅層と深層において浅会陰横筋と交差し、癒着しています。したがって、この神経と筋を一つずつリリースしていく技術が求められます。   

胸郭 組織間リリース セミナー情報

バックパック麻痺 Backpack palsy    

私もバックパック愛用者として、腕神経叢への圧迫症状にはいつも悩まされます。幸い、重症化しないように使用法を調整することが出来ますが、胸郭出口症候群の病態や治療法がわかっていないといつの間にか重症化することも考えられます。    バックパック麻痺が起こりやすいのは ・登山・ハイキング ・バックパックを背負って自転車に乗る方 ・産後女性(おんぶの頻度が高い場合) ・側弯(軽度も含む)のある方 ・なで肩の方(肩甲骨を内旋・前傾させてストラップを保持しようとするため)    病態としては腕神経叢の絞扼というよりは、その走行に沿った他部位での癒着が存在することが多く、上肢の肢位変化に対して遠回りするような走行になると過緊張に陥ります。これに対して、滑走性を獲得することで、常に近道のルートに移動できるような自由度を獲得させることを目指した治療を行います。    治療では、結果因子としての腕神経叢と広背筋、前鋸筋、小胸筋、第1・第2肋骨、鎖骨下筋などからリリースします。原因因子の治療としては、第1・第2肋骨を挙上させる斜角筋のリリースが重要となります。いずれも、神経症状を誘発する可能性の高い治療になるので、極めて伸張にリリースを進めていきます。もちろんバックパックの使用中止、変更、胸の前のストラップの使用、軽量化、自転車との併用の停止など、環境因子の修正も重要となります。   Medlineでは20件しかヒットしませんでした。もっと論文が多いかと思っていましたが。 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=Backpack+palsy

精密触診 組織間リリース セミナー情報 股関節

5歳のときの内鼠径ヘルニア手術から20年間も左下腹部の痛みが続いた症例

主訴は左下腹部の痛み、圧痛だけでなく、下着などでの皮膚の圧迫でも痛いとのこと。生理痛とは異なり、周期性がなく、常に痛いとのこと。鼠径靱帯上に4cmほどの術創あり。5歳のときの内鼠径ヘルニアへの手術と思われる。 圧痛および癒着の分布は総腸骨静脈・動脈周囲に存在し、これらと腹横筋、膀胱、鼠径靱帯、大腰筋などとの間をリリースしようとすると強い疼痛が出現。また、鼡径部の下方でも、大腿静脈・動脈、そして浅会陰動脈と思われる動脈にも著明な痛みがありました。さらに、鼠径靱帯から4cm上方までの皮下組織にも痛みがありました。 産婦人科受診歴があり、子宮や卵管・卵巣の異常は否定されていたので、内鼠径ヘルニアの術後の瘢痕・癒着による痛みと推測し、上記の癒着を順次リリースしていきました。その結果、皮下組織の痛みは一部残してしまいましたが、深部の痛みは80%以上消失したとのことでした。 いろいろ探しましたが、膀胱と総腸骨静脈が触れているように記載された解剖図を見つけることができません。術後にこのようなことが起こりうるのか、外科医師の見解はいかがでしょうか? セミナー情報はこちら

組織間リリース 産前産後 お知らせ

「組織間リリース」から「癒着の医学」へ

5年前に産後の仙腸関節痛の研究を開始し、1年前にその他の症状も含めた産前・産後ケアに取り組み始めました。この間、様々な症状の治療を経験し、精密触診と組織間リリースを使って、文字通り「手探り」で治療を行いつつ、その反応を検証してきました。 主な症状は以下のブログに記しておりますが、診療科として分類するだけでも整形外科(運動器)、消化器内科、呼吸器内科、産婦人科、泌尿器科、肛門科、神経内科、麻酔科などの分野にまたがります。(具体的な症状一覧をコメント欄のブログに記載)  いろいろな症状はありますが、これらの機序には「癒着」が関係しており、癒着の治療(組織間リリース)によって多くのものが解決されます。もちろん、徒手療法のみで解決できるわけではありませんが、「癒着」への治療は症状解消のための重要な一部になることは間違いありません。 言うまでもなく、妊娠期には子宮の拡張によって様々な臓器にしわ寄せが生じます。胃は上方に、膀胱や直腸は下方に圧迫され、腸間膜は腹横筋に押し付けられた状態が続きます。加えて、側臥位での生活習慣も神経や筋の癒着を引き起こします。同じことは加齢による癒着、既往歴の積み重ねによる癒着などでも生じます。 これまでの取り組みで、関節疾患、肉離れなど筋疾患、神経因性疼痛などにおいて「癒着の医学」が遅れていることは痛感していました。内臓においても「癒着の医学」が不十分であることが感じられます。そして癒着を解消させる技術が発展すると、手術や薬を必要としない新しい治療法として、慢性化した症状の治療の発展に大きく貢献できるものと考えています。 癒着の医学を妨げる原因は、癒着そのものの視覚化が困難であること、また癒着を解消するための無侵襲の治療法が容易ではないこと、の2点に集約されます。癒着が視覚化されることで、癒着に対する治療効果の判定が用意となます。一方で、再現性の高い治療法が確立されると介入研究が用意になります。 エコーとハイドロリリースの組み合わせは上記の課題を部分的に解決し、今後の研究の発展が期待されます。しかし、胃と横隔膜の癒着、膀胱と外腸骨静脈の癒着などには最適とは言えず、MRIによる癒着の視覚化の技術が求められることになりそうです。いろいろな診療科との連携、超音波やMRIなど画像分析技術の開発、内臓も含めた治療法の開発など課題は多数ありますが、課題を多方面の専門家と共有しながら、自分の身の置き場を考えつつ進んでいきたいと思います。 セミナー情報はこちら #リアライン #癒着の医学 #産前産後 #産婦人科 #整形外科 #変形性関節症 #神経因性疼痛 #泌尿器科 #乳腺炎 #尿失禁 #月経困難症 #胃痛 #偏頭痛 #臓器下垂感 #腹直筋離開 #その他多数の症状

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