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腰痛骨盤痛 組織間リリース 精密触診

骨盤底筋拘縮の影響: 仙腸関節離開を招く? 出産に影響? 

骨盤底筋の中でも左右方向に向いている浅会陰横筋は、坐骨間の距離を調節していると思われます。坐骨を接近させることは骨盤底筋を弛ませて、排泄を容易にしている可能性があります。しかし、この浅会陰横筋が骨のように固くなっている人がとても多いのが現実です。そして浅会陰横筋の過緊張は、本来の坐骨の接近・離開という機能を失わせる可能性があります。 その原因として、単純に椅子坐位生活にあると思われます。正座は骨盤底筋を圧迫しない座り方の一つですが、椅子坐位では例外なく骨盤底筋が圧迫されます。これが浅会陰横筋と会陰神経などの癒着を引き起こしている可能性があります。 浅会陰横筋の過緊張は、以下のような影響をもたらすと思われます。 (1)仙腸関節上部の離開  坐骨の接近は仙腸関節上部の離開を引き起こします。これにより仙腸関節痛や多裂筋の過緊張を引き起こす可能性があります。腰仙部の多裂筋の過緊張があるとき、それは結果因子であり、その過緊張に対する対症療法は仙腸関節の離開を増強させる可能性があります。つまり、腰が張っているとき腰部の筋を弛めてはいけないということになります。一方、その原因因子として外転筋群と浅会陰横筋であり、これらの治療を先行させることが必要と思われます。 (2)出産への影響  ホルモン等の影響により、出産時にいろいろな組織が弛みますが、この浅会陰横筋がどの程度緩むか、そしてどの程度坐骨間の距離を拡大できるのかはよくわかっていないと思われます。出産前に浅会陰横筋を十分に弛め、坐骨間距離を拡大しておくことは出産の困難さを軽減する可能性があります。   (3)排泄への影響  坐骨間距離が拡大することで、腸骨尾骨筋の緊張が得られ、尿道括約筋や肛門括約筋の機能の向上が得られる可能性があります。逆に、坐骨が接近すると腸骨尾骨筋は弛み、失禁リスクが高まる可能性があります。     骨のように固くなった浅会陰横筋を柔らかくするのは容易ではありません。関連する筋としては、球海綿体筋、坐骨海綿体筋、深会陰横筋があります。加えて、頭にあるように、会陰神経の枝が浅層と深層において浅会陰横筋と交差し、癒着しています。したがって、この神経と筋を一つずつリリースしていく技術が求められます。   

胸郭 組織間リリース セミナー情報

バックパック麻痺 Backpack palsy    

私もバックパック愛用者として、腕神経叢への圧迫症状にはいつも悩まされます。幸い、重症化しないように使用法を調整することが出来ますが、胸郭出口症候群の病態や治療法がわかっていないといつの間にか重症化することも考えられます。    バックパック麻痺が起こりやすいのは ・登山・ハイキング ・バックパックを背負って自転車に乗る方 ・産後女性(おんぶの頻度が高い場合) ・側弯(軽度も含む)のある方 ・なで肩の方(肩甲骨を内旋・前傾させてストラップを保持しようとするため)    病態としては腕神経叢の絞扼というよりは、その走行に沿った他部位での癒着が存在することが多く、上肢の肢位変化に対して遠回りするような走行になると過緊張に陥ります。これに対して、滑走性を獲得することで、常に近道のルートに移動できるような自由度を獲得させることを目指した治療を行います。    治療では、結果因子としての腕神経叢と広背筋、前鋸筋、小胸筋、第1・第2肋骨、鎖骨下筋などからリリースします。原因因子の治療としては、第1・第2肋骨を挙上させる斜角筋のリリースが重要となります。いずれも、神経症状を誘発する可能性の高い治療になるので、極めて伸張にリリースを進めていきます。もちろんバックパックの使用中止、変更、胸の前のストラップの使用、軽量化、自転車との併用の停止など、環境因子の修正も重要となります。   Medlineでは20件しかヒットしませんでした。もっと論文が多いかと思っていましたが。 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=Backpack+palsy

精密触診 組織間リリース セミナー情報 股関節

5歳のときの内鼠径ヘルニア手術から20年間も左下腹部の痛みが続いた症例

主訴は左下腹部の痛み、圧痛だけでなく、下着などでの皮膚の圧迫でも痛いとのこと。生理痛とは異なり、周期性がなく、常に痛いとのこと。鼠径靱帯上に4cmほどの術創あり。5歳のときの内鼠径ヘルニアへの手術と思われる。 圧痛および癒着の分布は総腸骨静脈・動脈周囲に存在し、これらと腹横筋、膀胱、鼠径靱帯、大腰筋などとの間をリリースしようとすると強い疼痛が出現。また、鼡径部の下方でも、大腿静脈・動脈、そして浅会陰動脈と思われる動脈にも著明な痛みがありました。さらに、鼠径靱帯から4cm上方までの皮下組織にも痛みがありました。 産婦人科受診歴があり、子宮や卵管・卵巣の異常は否定されていたので、内鼠径ヘルニアの術後の瘢痕・癒着による痛みと推測し、上記の癒着を順次リリースしていきました。その結果、皮下組織の痛みは一部残してしまいましたが、深部の痛みは80%以上消失したとのことでした。 いろいろ探しましたが、膀胱と総腸骨静脈が触れているように記載された解剖図を見つけることができません。術後にこのようなことが起こりうるのか、外科医師の見解はいかがでしょうか? セミナー情報はこちら

組織間リリース 産前産後 お知らせ

「組織間リリース」から「癒着の医学」へ

5年前に産後の仙腸関節痛の研究を開始し、1年前にその他の症状も含めた産前・産後ケアに取り組み始めました。この間、様々な症状の治療を経験し、精密触診と組織間リリースを使って、文字通り「手探り」で治療を行いつつ、その反応を検証してきました。 主な症状は以下のブログに記しておりますが、診療科として分類するだけでも整形外科(運動器)、消化器内科、呼吸器内科、産婦人科、泌尿器科、肛門科、神経内科、麻酔科などの分野にまたがります。(具体的な症状一覧をコメント欄のブログに記載)  いろいろな症状はありますが、これらの機序には「癒着」が関係しており、癒着の治療(組織間リリース)によって多くのものが解決されます。もちろん、徒手療法のみで解決できるわけではありませんが、「癒着」への治療は症状解消のための重要な一部になることは間違いありません。 言うまでもなく、妊娠期には子宮の拡張によって様々な臓器にしわ寄せが生じます。胃は上方に、膀胱や直腸は下方に圧迫され、腸間膜は腹横筋に押し付けられた状態が続きます。加えて、側臥位での生活習慣も神経や筋の癒着を引き起こします。同じことは加齢による癒着、既往歴の積み重ねによる癒着などでも生じます。 これまでの取り組みで、関節疾患、肉離れなど筋疾患、神経因性疼痛などにおいて「癒着の医学」が遅れていることは痛感していました。内臓においても「癒着の医学」が不十分であることが感じられます。そして癒着を解消させる技術が発展すると、手術や薬を必要としない新しい治療法として、慢性化した症状の治療の発展に大きく貢献できるものと考えています。 癒着の医学を妨げる原因は、癒着そのものの視覚化が困難であること、また癒着を解消するための無侵襲の治療法が容易ではないこと、の2点に集約されます。癒着が視覚化されることで、癒着に対する治療効果の判定が用意となます。一方で、再現性の高い治療法が確立されると介入研究が用意になります。 エコーとハイドロリリースの組み合わせは上記の課題を部分的に解決し、今後の研究の発展が期待されます。しかし、胃と横隔膜の癒着、膀胱と外腸骨静脈の癒着などには最適とは言えず、MRIによる癒着の視覚化の技術が求められることになりそうです。いろいろな診療科との連携、超音波やMRIなど画像分析技術の開発、内臓も含めた治療法の開発など課題は多数ありますが、課題を多方面の専門家と共有しながら、自分の身の置き場を考えつつ進んでいきたいと思います。 セミナー情報はこちら #リアライン #癒着の医学 #産前産後 #産婦人科 #整形外科 #変形性関節症 #神経因性疼痛 #泌尿器科 #乳腺炎 #尿失禁 #月経困難症 #胃痛 #偏頭痛 #臓器下垂感 #腹直筋離開 #その他多数の症状

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またもや腸骨下腹神経障害と遭遇

過去にバレーボールを経験したママ(産後1年)さん。寝返りや後屈で右上殿部から腰部外側の疼痛がありました。 右上殿部の触診で,腸骨下腹神経の外側皮枝の疼痛であることを確認。次に,背臥位で腹部から腰方形筋前面を触診したところ,下腹部と右上殿部に放散痛が生じる神経の癒着を発見。さらにこれを内側にたどり,大腰筋と腰方形筋との間に挟まれるように癒着していました。 腹臥位で上殿部の外側皮枝の癒着をリリースして同部位の痛みが解消され,次に腰方形筋前面,大腰筋後面での神経の癒着をリリースして,全ての疼痛が消失しました。 この腸骨下腹神経の障害をこの1ヶ月で3例経験しました。これまで相当数を見逃し,適切な治療を起こっていなかったのだろうを想像されます。 セミナー情報はこちら

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「組織間リリース中級編:股関節・骨盤」セミナー終了後の番外編   

セミナー中に大腿神経,腸骨筋,腸骨関節包筋など鼡径部の組織を完璧にリリースしたはずなのに,3日コース終了後に鼡径部の違和感,股関節伸展制限を訴える受講者がいました。セミナー直後でこの症状を残して帰ってもらうわけにはいかず,探索してみることにしました。   最初に大腿神経を疑って,鼠径靱帯から近位にたどってみたところ,腸骨筋上で強い痛みを伴う癒着があり,さらに大腰筋を貫き,その後方に至るまで痛みがありました。これらをリリースし,大腰筋に対して神経の滑走性を確保したところ,主訴は消失しました。   初めて大腿神経を近位にたどってみたのですが,膀胱や子宮周囲の触診に慣れて来ていたので,大腿神経を腰椎までしっかりたどることができました。局所の損傷のない鼡径部の違和感,痛み,神経障害と遭遇した際は,骨盤内での大腿神経の癒着の関与を疑う必要がありそうです。

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挫滅マッサージによるダンサーの坐骨神経障害

ダンスやバレエなど柔軟性が求められる種目において、挫滅マッサージが日常的に行われています。以前、中学生のバレリーナで、鼡径部への広範囲の挫滅マッサージの治療に難絨した例を紹介しました。   今回は高校生のころから数年間、殿部からハムストリングス、下腿にかけてフォームローラーを使った挫滅マッサージを行ってきた例です。SLRの可動域は高校生のころは150°以上、大学を卒業する頃には90°以下になったようです。私が初めて診たときは左右ともに80°程度で、痛みでストレッチすらできない状況にありました。    両側で3時間ほどかけて梨状筋レベルから足関節まで坐骨神経、脛骨神経、総腓骨神経をたどってリリースした結果、左120°、右130°ほどにまで回復しました。しかし、まだ坐骨神経領域の痛みがすっきりとは取れません。   肉離れや単純な梨状筋症候群、外傷由来であれば、問題の部位を見つけさえすれば数分で治療がおわります。しかし、挫滅マッサージの影響は広範囲に及ぶので、坐骨神経およびその枝を含めて隅々まで触診し、リリースしなければならなくなります。さらに、痛みが出てからの期間が数年間にも及ぶので、二次的に癒着した部位の治療も必要になります。   今回の例では、梨状筋レベル、内閉鎖筋レベル、大腿後面全体(大腿二頭筋、半膜様筋、大内転筋との癒着)、膝窩筋上の滑液包を絡めて癒着、ヒラメ筋上端部で脛骨神経がヒラメ筋の深層に入り込む入口部分、ヒラメ筋深層を足関節までたどる必要がありました。しかし、まだSLR時の坐骨神経痛は残っているので、まだどこかに取り残しがあるのだと思われます。        ストレッチ以上の効果を期待して挫滅マッサージに取り組むのだと思いますが、1ヶ月後、3ヶ月後、半年後など可動域の改善がえられなければ「無意味」であることに気づかなければなりません。そこに坐骨神経症状が加われは「有害」であることにも気づかなければなりません。若い真面目なダンサーにこのような判断を求めるのは難しいでしょうから、我々が多くのメッセージを発信しなければと思っています。

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「肋骨が突き出ている」という悩み:産後の胸郭の変形・屈曲拘縮

みぞおちの両側で肋骨が突き出ている状態(rib flare)を時々見かけます。仰向けに寝ると,胸よりも肋骨のほうが高い位置に突き出していることも珍しくありません。脊椎の変形がなく,この胸郭が突き出た状態を、私は胸郭の屈曲拘縮と捉えています。つまり,円背姿勢や胸郭屈曲位で胸郭前面が固定され,伸展可動域を失った状態と理解することが出来ます。屈曲拘縮などで,治療方針は胸郭前面の伸展可動域を広げることになります。   肋骨が突き出ていても,痛みが生じることは少なく,医学的にはあまり注目されません。ときには,美容的な観点で,形成外科において治療対象となることもあるようですが,それほど高頻度ではないようです。 胸郭の変形にはいくつかの種類がありますが、比較的多いのがこの写真のような状態。中位胸郭が屈曲拘縮を起こしており、前方に突き出しています。この方も、子供の時から気になっていたそうで、出産後にはさらに悪化しているような気がするとのことでした。成長期以前に起こった変形だとすると、骨の形態的な変化も伴うことから完全な「リアライン」は難しいのですが、それでも胸郭周囲の皮下組織、広背筋、長胸神経、胃と横隔膜の癒着などをリリースすることによりある程度の矯正は可能です。   背骨がS字にカーブする側弯症によって肋骨全体がねじれたようになり,突き出すことがあります。漏斗胸に合併することもあります。そのような変形がなくても,円背姿勢の習慣があると,内臓が肋骨を前方に押し出して,跳ね上がったような状態が作られます。その状態で,皮下組織や肋骨の外側にある長胸神経や広背筋の癒着,そして肋骨の内部にある胃と横隔膜の癒着などでその状態が固定されていきます。          先日,20代の女性で,幼稚園の時から左の肋骨が突き出ているのが気になって,何よりも強いコンプレックスを持っているという人に出会いました。「他の部位にも気になることはあるが,肋骨が一番キライ」と言い切るくらいに。それが治療対象になるかどうかも分からず,相談できる人もいないとのことでした。これを書いている理由は,「肋骨の突き出し」は対処可能であり,改善可能であることを知ってもらうためです。   さらに,女性の場合は妊娠時に子宮の拡大によって胸郭は外に押し広げられ,この胸郭の突き出しを作ることもあります。出産後には,子宮は小さくなりますが,この胸郭の変形はそう簡単には戻りません。そして,産後体型ができあがり,永久に妊娠前の体型に戻らなくなってしまいます。     審美的な問題だけでなく,胸郭の伸展制限,腰椎へのストレス増加,内臓への不要な圧迫など,いろいろな問題関連することがあります。特に,胃と横隔膜との癒着はこのような胸郭マルアライメントを固定化し,場合によっては胃腸の症状を強めることもあるようです。胃の痛みで食べらられない,という悩みもここのリリースで解決されることも珍しくありません。   この写真は、これまで得た前後比較の中ではかなり上出来です。胸郭の屈強拘縮が改善するとともに、腰椎前弯が軽減して背臥位が楽になったそうです。 このような胸郭の変形は、産前・産後に限らずこの変形に悩む人が多いようです。 セミナー情報はこちら

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#リアライン の投稿をお願いします

GLABは、リアライン・コンセプトに基づく治療の実践に不可欠な知識と技術を確立し、その普及に取り組んでいます。 具体的には、 ①リアライン・コンセプトに基づく治療の設計図の普及・啓蒙 ②リアライン・デバイスの活用と運動療法の方法の開発と普及 ③精密触診と組織間リリースの技術の普及(同時に挫滅マッサージ撲滅) ④関節疾患および運動器愁訴の治療法の確立と普及 ⑤産前・産後の諸問題を解消させる治療法の確立と普及 などが挙げられます。   しかし、GLABだけの力では、これを全国の医療従事者に広めることはできず、地域格差、情報格差が大きくなっているように感じています。困っておられる患者様が全国におられる中、この知識と技術の普及に加速度をつけていかなければなりません。そこで、セミナー受講者の皆様にSNSでの情報共有に何卒ご協力をお願いしたいと考えております。   ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  SNS拡散キャンペーンの概要 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【目的】 1)様々な身体的不調に苦しむ方々に全国のセラピストからの投稿を通じて”光(治る可能性)”に関する情報を届けること 2)全国の医師、セラピストにリアライン・コンセプトに基づく治療法に関心を持っていただくこと 3)投稿内容をきっかけとして、新しい治療法に関する研究が立ち上がり、徐々に医学的に価値のある知識へと進化させること 【お願い事項】 より多くの方に知っていただくため、セミナーや勉強会に参加された方にSNS(Facebook、Twitter、Instagram)での拡散をお願いします。具体的には、セミナーや勉強会後に、その感想や得られたもの、今後の臨床への意気込みなどをSNSに投稿していただき、以下の3つのハッシュタグをつけるだけです。  #リアライン  #リアラインコンセプト また、発信される内容に応じて,以下のようなハッシュタグを追加してください。  #セミナー  #組織間リリース  #精密触診  #(その他セミナー名)  #理学療法士  #柔道整復師  #トレーナー  #(その他資格名)  #産前産後  #尿もれ  #腹直筋離開  #仙腸関節痛  #(その他疾患名)    #リアラインコア  #リアラインレッグプレス  #(その他商品名) 【お礼】 GLABでは上記のハッシュタグ付きの投稿を毎週月曜日13時に検索し、その前の1週間の全ての投稿の中から、いいね(Like)やリツイートの数で上位5名の方に ・GLABの商品(定価1万円以下) ・セミナーゲスト参加(受講料12960円以下,資格取得の受講履歴あり) のどちらかをプレゼントいたします。 【対象】 検索日(原則として月曜日13時)前の1週間の投稿を対象とします。(例 6月24日9時から6月31日9時まで)   【いいねを増やすために】 「いいね」を増やすためには、以下のような点に留意されることをお勧めします。 1)セミナーで学んだことの中で、勉強になったことをできるだけ具体的に記載する。特に,強く推奨するポイントを具体的に記載する。  ※ 例えば、「腰痛治療の中で、下位胸郭の拡張可動性とその対称性がいかに重要なのかを理解できた」というように、他のセラピストにも知ってもらいたいことを1-2個記載してください。 2)セミナー後の他の受講者,講師,アシスタントとのスナップ写真をアップする。  ※ GLABもしくは蒲田が発信した写真はご自由にお使い下さい。  ※ 講師・アシスタントはセミナー中の休憩時間や終了後にはできる限り写真撮影に応じます。 3)一緒に参加した同僚や知人などできるだけ多くの人をタグ付けする。  ※ タグ付けの承諾を事前に得ておいて下さい。 4)セミナーで得られた知識や技術により、自分自身の臨床がどのように進化したか、その達成のためにどのような努力をしているか、などご自身の臨床に生じた変化を記載する。 5)週の後半ではなく、セミナー直後の「月曜日」に投稿する。

組織間リリース 産前産後 骨盤 膝関節

医療、医学、予防医学の進化に貢献できるような研究の進め方を考えてみました

学会に出席し、いろいろな研究発表を聞いていると、医学と医療について考えさせられます。     発表の中には、 ・臨床成績の向上を直接示すもの(医学、医療への貢献) ・医学には貢献するが臨床成績にはすぐには反映されないもの(医学への貢献) ・そしてどちらとも言えないようなもの に分けられます。医学と医療の両方に貢献する研究の多くは、優れた臨床家が新しい治療法を考案する場合と、世界のどこかで提唱された新しい(しかし未検証な)治療法の将来性を敏感に感じ取り、臨床に応用した場合などがあります。このような研究をされている方の発表には、「治したい」という強い意志と「これなら治せそう」という臨床的なセンスを強く感じます。      科学は、大前提(真実)、小前提(先行研究の結果)、結論という三段論法で事実を積み上げて導かれる仮説に対して、実験や観察によって実際に仮説どおりのことが起こることを証明する「検証」によって進んでいきます。原則として演繹法的な思考に基づく「実証主義」という手順になります。しかし、臨床に役立つ優れたアイデアは、科学的な思考だけではなく、そこに「臨床的な思いつき」という突然変異によって生まれていると感じずにはいられません。真面目に、こつこつと文献レビューを積み上げるだけでは、突然変異を生み出すことはできないのです。   私も一応論文を読んだり書いたりする科学者の端くれですが、思考の奥底には、演繹法だけではすぐに臨床的に効果が得られるような成果にはならないと考えているようです。突然変異を思いついたら、それをリスクのない範囲で実行し、効果がありそうなら検証する、というような手順を踏んでいます。突然変異はちょっとした臨床効果との出会いから生まれることが多いように思います。      具体例を紹介します。 数ヶ月前に、授乳中の女性で上肢のしびれ(ビリビリという異常感覚)を訴える方に対して、腕神経叢の治療を行いました。腕神経叢とその周囲の組織との癒着を解消してしびれが解消されました。それとともに、「母乳がやたらよく出るようになった」という報告をもらいました。私の頭の中では「?????」という状態でした。次に、さらに数ヶ月して、「乳腺炎の痛みが出産よりも痛い」という悩みを持つ方と出会いました。そのときに、もしかしたらと思って腕神経叢の治療を行ったところ、2回の授乳を経てその夜には全く痛みがない状態にまで症状が改善しました。不勉強で乳腺炎の病態やメカニズムは全くわかりませんが、「血流やリンパ液の還流が完全することで、乳腺管の絞扼が解消される」という仮説が生まれました。これが突然変異になります。その後、2-3人で同じことを行うと、同様の結果が得られました。どうも再現性がありそうです。偶然得られた治療結果から、これは世の中の役に立つ研究テーマになりそうだ、という位置にまで発展してきました。       こういう突然変異を検証する場合、論文のイントロダクションを書くときにとても苦労します。演繹法的な小前提の積み上げができないためです。「突然変異」だと言ってしまうと、論理が流れていないという理由で簡単にrejectを喰らいます。なぜ腕神経叢の治療が乳腺炎を改善すると思ったのか、を先行研究に基づいて説明することが難しいのです。論理性はイマイチでも、大量の症例数で実証すればよいのですが、そのような研究を進めるようなヒト・モノ・カネを準備することができないのが現実です。そもそも膝OA、ACL損傷予防、仙腸関節障害の病態解明と治療法、組織間リリースの可動性への効果、組織間リリースの痛みへの効果などのように、研究テーマが多すぎるのも問題です。今回の学会参加は、これからの研究の進め方を見直す良い機会になりました。  

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