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リアラインブログ・ニュース

組織間リリース

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上肢のリンパ管リリース

5分間ほどですが、初めて上肢のリンパ管リリースを実施してみました。実施前の写真がなく残念ですが、右上肢のみにリリースを行った結果、左右差が写真でも分かるレベルで確認されました。 椅子坐位で上肢を外転位に保持しつつ、左手で上腕二頭筋側の皮下脂肪をつまむようにして上腕三頭筋側の皮下脂肪に緊張を与え、右手でリンパ管を探しながらリリースを実施しました。腋窩ではなく、臼蓋から5-10cmの範囲で放射状にのびるリンパ管を3本程度リリースを行いました。 リンパ管の同定は滑走限界を見つけることによってしかわかりません。皮下脂肪内で一箇所滑走限界を見つけたら、それをリリースしつつ遠位にたどっていくことができます。      実施中、リリースを行うと上腕二頭筋側の皮下脂肪が弛み、皮膚が上腕二頭筋側に移動できる状態になってきます。最初は圧倒的に皮下脂肪厚が少ないのが、徐々に上腕三頭筋側から上腕二頭筋側に皮下脂肪が移動したように均等になっていきます。つまり、皮下脂肪と数本のリンパ管とが癒着しつつ皮下脂肪が上腕三頭筋側に引き寄せられて固定されていることが推測されました。       さて、これを何に活かせるでしょうか? 美容的に意味があるのはもちろんですが、それはSalon de joiにて実施します。治療的には、肩疾患治療において腋窩部の皮膚や皮下脂肪の緊張を低下させることができるため、肩関節周囲炎などの肩疾患、そしてオーバーヘッドスポーツやゴルフなどのスイング動作の改善にも役に立つかもしれません。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

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組織間リリース最後のターゲット

リアライン・コンセプトに即した治療を行うにあたって組織間リリースの進化は不可欠でした。筋間などを中心に、大きな組織間のリリースを中心に技術を高め、またその習得に向けた学習過程を構築してきました。 Fasciaとの格闘を繰り返す中で、可動域回復を妨げているsuperficial fasciaやdeep fasciaの癒着の治療法を進化させる必要がありました。その中で、疎性結合組織の一本目の線維を切離することを意図した弱く繊細な技術を作ることができました。        さらに入り口のない深層であっても、筋間を分け入る方法に加えて、表層の筋を貫くように指先を深層に到達させて、三角筋と三角筋下滑液包とのリリース、内腹斜筋と腹横筋とのリリースなどを行えるようになって来ました。        鏡視下術で組織間リリース後の様子を観察したことにより、瘢痕組織に対する意識が高まり、そのうちに正常組織と瘢痕組織を指先で嗅ぎ分けることができるようになってきました。     近年、ハイドロリリースとの出会いにより、末梢神経のリリース技術が飛躍的に向上しました。その結果、靱帯に入る関節枝や細い皮神経、さらには内閉鎖筋の深層にある大腿方形筋神経などのリリースもできるようになってきました。さらには、坐骨神経や腕神経叢などの神経鞘内のリリースも行えるようになり、神経鞘の内部と外部とのリリースを使い分けることができるようになってきました。     下肢の関節疾患の治療で、どうしても浮腫が機能回復を妨げている症例が多いことから、浮腫対策についても少しずつ取り組んで来ました。鼠径靱帯下における大腿静脈の扁平化が改善できることで、静脈の還流量を増大させることができるようになってきました。     そして、今回15年ものの下腿の浮腫に対して、リンパ管のリリースに取り組みました。リンパ管の解剖書を入手し、ルートを推測しながらリリースを試みた結果、直径1mm以下で非常に柔らかく存在感の乏しいリンパ管そのものの触知は困難ですが、リリースしようとしたときに引っかかる感触(滑走限界)は他の組織と同様に鮮明に感じ取ることができました。     そこで、鼡径部の大腿動脈の周囲にあるリンパ管を同定しながらリリースし、また内転筋や縫工筋周囲、膝窩部から腓腹筋中央部の表層などのリンパ管をリリースしてみたところ、この写真のような効果を得ることができました。     リンパ管が「最後」のターゲットになるかどうかはわかりませんが、今のところターゲットとして無視するわけには行かないと考えています。      現時点で、組織間リリースの効果として滑走性、可動域、痛み、神経症状、浮腫などの臨床症状の変化は確認できますが、組織学的な変化を捉えることができていないため、あくまでも現象としての効果を検証するのみになっています。組織学的な検証を行うことが次の目標になりそうです。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

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リンパ管の解剖と組織間リリース

リンパ浮腫において下肢周径が2-3倍に拡大することは知られています。この場合は外科的処置で鼡径部のリンパがダメージを受けることが原因であることがわかっています。一方、健常者の浮腫においてどの部分のリンパがどの程度影響を持つのかはわかっておらず、治療上もほとんど考慮していませんでした。そこでリンパの解剖書が必要ということになり、この本を買ってみました。 下肢のリンパ管を造影したX線写真をみると、鼡径部から大腿内側、下腿内側から徐々に外側へ拡散する様子がわかります。解剖アプリと照合すると、かなりリンパ管の本数が少なく描かれており、やはり詳しい解剖書をみて正確に理解する必要があります。      鼠径靱帯遠位で、大腿静脈の内側の皮下組織内で細い脈管を探りあて、そこから恥骨筋前面、縫工筋上、鵞足前方あたりまでリンパ管をの滑走性を改善するようにリリースを行ったところ、4枚の写真の<左下>から<右下>のような変化が生じました。 ちなみに <左上>→右下腿superficial fasciaのリリース→ <右上>→大腿静脈・膝窩静脈のリリース→ <左下>→両大腿部リンパ管リリース→ <右下> という手順です。左上から右下までの期間は5ヶ月間、治療回数は3回です。両大腿部のリンパ管のリリースで両下肢にかなりの変化が生じましたが、事前にsuperficial fasciaのリリースを行っていた右下腿の方がより効果が高いようです。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

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「関節疾病予防専門部会」における妊娠中・産後の愁訴への取り組み

私達は「関節疾病予防」という観点で、妊娠中から産後の女性の運動器の痛みや不安定性、しびれ、その他の不快感の治療法の進歩に取り組んでいます。つまり、これらは診療科としては整形外科を受診する病態ですので、整形外科と連携するセラピストに向けて治療法を発信したいと考えています。 出産前後に起こる代表的な痛みとしては、股関節痛、仙腸関節障害や恥骨部痛など骨盤周囲の問題が挙げられます。骨盤のマルアライメントや不安定性の大部分は、これまでのリアライン・コンセプトでの骨盤治療法によって解決できます。つまり、確実に治せる症状が大部分を締めています。     育児によって起こる問題として、重度な肩こりや上背部痛、上肢のしびれなどが挙げられます。これらには副神経、肩甲背神経、腕神経叢などの癒着に関連するものが多く、組織間リリースによりほぼ治療可能です。     さらには、体型改善も重要視しています。骨盤上部の離開、中位・下位胸郭の挙上などは、出産に関わる典型的な体型変化としてなかなか修正できません。しかし、これらを確実に修正しておくことは、妊娠前の体型・スタイルを取り戻すだけでなく、妊娠前のアライメントと運動機能を取り戻すために不可欠です。したがって、「体型改善」=「機能改善」と位置付けて、各種のセミナーにも盛り込むべき内容と考えています。        以上に対して、対症療法としての組織間リリースは、ほぼすべての疼痛を解消させることができます。さらにその効果を持続あっセルためには、メカニズムに対する治療(原因因子の治療)を確実に進める必要があります。とくに筋や神経などの癒着がもたらす組織の緊張は骨盤のマルアライメント、胸郭のマルアライメントを作ることから、十分な治療が必要です。そのためにも、組織間リリースの技術は不可欠と癒えます。      2-3月には東京で、組織間リリース初級編:周産期ケアを開催します。これは約2ヶ月間に開催する3回のセミナーにより、上記のような症状に対する治療技術を習得していただきます。加えて、今後は全国で1-2日間のセミナーの開催も計画しています。より手軽にリアライン・コンセプトに基づく治療法を習得していただけるよう、徐々に活動範囲を広げて行こうと思います。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

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産後の臥位での下肢の重だるさと後大腿皮神経

産後数ヶ月間に渡り、背臥位などの臥位で下肢のだるさが著明となる症例。下肢に目立つ浮腫はなく、血行の異常はなさそう。だるさは大腿から下腿の後面に限局。 坐骨神経を梨状筋深層から遠位にたどったところ、症状の誘発は認められず。次にその内側で後大腿皮神経をたどってみたところ、内閉鎖筋上で下腿内側にヒンヤリした異常感覚を誘発。左右ともに同様の症状であった。 だるさは再現できないものの、下肢後面の異常感覚の原因になりうることから、この神経をリリース。その後、2-3日間は下肢のだるさの再発は無いとのことで、一定の効果が得られました。         後大腿皮神経は内閉鎖筋から坐骨結節付近を抜けて大腿後面に出てくるので、椅子坐位(洋式便所)などで圧迫されて大腿後面の感覚鈍麻を誘発することがあります。背臥位での圧迫となると、もっと近位で梨状筋から内閉鎖筋付近の癒着の影響が考えられます。下肢に広がる異常感覚についても、正確に支配神経をたどってみることで症状が再現されます。これらも徒手療法の対象として位置づけられそうです。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

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第14回股関節鏡研究会シンポジウム

第14回股関節鏡研究会でのシンポジウムにて、「組織間リリースを用いた股関節疾患の治療」というタイトルで発表させていただきました。股関節に絞らずに、グローインペイン全体について8分間にまとめてみました。       リアライン・コンセプトの説明から入り、組織間リリースの技術と効果、そしてグローインペインの分類についてグローイントライアングルの内部、上方、内側の3つのエリアについてアライメントとの関連性を含めて治療法を提示しました。     グローイントライアングル内部については、股関節周囲の筋や神経の病変とともに、股関節内の病変の影響が含まれることから、症状を引き起こしている病変を見極めることが重要という点で、多くの演者と共通していました。何はともあれ、関節内の外科的治療で解決しようという時代は終わったように感じました。       正確に疼痛の原因を特定するためには「触診」が不可欠です。いろいろな誘発テストはありますが、それらを組み合わせて感度と特異度が上昇したとしても、圧痛を探り当てたときの事実がなければ推測の域を出ません。       セラピストはハイドロリリースやブロック注射を用いた病態分析ができないため、医師よりも触診に頼らざるを得ません。しかし、股関節の触診をあきらめている人が多いように思います。組織間リリースによる触診、リリース時痛の探索、リリース完了によるリリース時痛の消失、といった技術を身につけると治療のターゲットの見極めが何倍も正確になります。      明日は「第2回周産期ケアday」。出産前後の様々な症状のメカニズムをしっかりと見極めます。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

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組織間リリースを習得するための解剖学の教科書

セミナーの受講者などから組織間リリースを学ぶ上でよい参考書はないかと聞かれる事がしばしばあります。一般的な解剖書(Netter、Prometheus、Grant)などで解剖学的知識としては十分ですが、組織間リリースを行うには立体的に指先でたどる必要があります。そこで、Visible Bodyのような3次元的な解剖アプリはたいへん有用です。実際に組織間リリースのセミナー中にもこのアプリを使って、解剖の復習をしています。     そう言いつつも、少しでも立体的に解剖を理解し、同時に神経などの注意すべき構造物の所在を理解するには、surgical exposureの解剖書が良いのではないかと思い、買ってみました。今回はKindle版を買ったので、持ち運びも容易です。 Surgical Exposures in Orthopaedics: The Anatomic Approach Stanley Hoppenfeld MD (著), Dr. Piet de Boer MD (著), Dr. Richard Buckley MD (著)   めくってみると、まさに指先を組織間に滑り込ませながら触知しているのと同じ視野で描かれており、どこに神経があるのかも明確に記載されています。        これをセミナーの受講者にお勧めしたいところですが、Kindle版で30876円、ハードカバーで20846円と高額です。しかし、組織間リリースをしっかりと習得するには、こういう投資も必要だと思います。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

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周産期ケアで修正すべき骨盤アライメントと重視する筋機能とは

周産期ケアに取り組むにあたり、必然的に骨盤のマルアライメントを効果的に修正する必要に迫られます。その際に、どのようなマルアライメントパターンが起こりうるのかを把握した上で、体表からのアライメント評価を行う必要があります。   <寛骨> 前額面:寛骨下方回旋、仙腸関節上部の離開 水平面:寛骨内旋、仙腸関節後部の離開 矢状面:寛骨前後傾、仙腸関節への剪断ストレス <仙骨> ・仙骨傾斜、尾骨変位、仙腸関節離開 ・仙骨後傾、尾骨前方変位、仙腸関節counter nutation       以上に対して、筋活動がどの程度有効なのか、またどの筋の活動が有効なのかを具体的に考えていく必要があります。     1)腹横筋  寛骨内旋に対してはマルアライメントを増強させ、寛骨下方回旋に対しては仙腸関節を安定させるという矛盾した機能を持ちます。したがって、寛骨内旋位の骨盤に対して腹横筋の単独収縮はむしろ痛みを増悪させる危険性があります。      2)骨盤底筋  尾骨を前方に引き出す機能を持つため、仙骨後傾に対しては悪影響を持ちます。実際のところ、椅子坐位での生活が長い現代人において、尾骨周囲の癒着による仙骨後傾位はめずらしくありません。これに対して骨盤底筋の単独収縮はむしろ仙骨後傾を増悪させ、荷重位でもclose-packed positionとならない仙骨を作っていく危険性があります。      3)大殿筋・胸腰筋膜・多裂筋  これらは言うまでもなく仙腸関節の安定化筋であり、両者の組み合わせにより仙腸関節離開を改善方向に誘導します。     以上のように、筋群ごとに骨盤アライメントに対する役割が異なることを踏まえ、マルアライメントの評価に基づいた筋の選択が必要となります。         このようなマルアライメントパターンは周産期に特有のものではありません。妊娠後期であっても、アスリートと同様のアライメントパターンがあり、その治療を的確に行うことで寝返りやブリッジでの仙腸関節痛が解消されます。妊娠後期の急性腰痛であっても、治療方針は全く同じ。まず、骨盤のリアラインを行い、その上で最低限の筋活動で良アライメントを持続してもらいます。         骨盤リアラインについては、CSPT(クリニカルスポーツ理学療法セミナー)の骨盤編で1日かけて講習しており、また徒手的なマルアライメント解消のための技術についてはISR中級編で3日間かけて講習しています。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

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慢性化した関節疾患を諦めない

足首のねんざなど関節疾患は、最初は軽症であっても、しばしば頑固な可動域制限(拘縮)、慢性化した痛み、筋力低下などの機能低下、そして不安定性などが混在した慢性化した状態に陥ります。医療機関でも特効薬は示されず、それらの症状と付き合いながら競技生活を続けざるを得なくなります。その結果、パフォーマンスが低下していくと、徐々に「引退」の2文字が思い浮かぶようになってしまいます。       私の現在の治療やセミナー等での講習内容において、このような慢性化した関節疾患をしっかりと治すこと、またそれを予防することを常に意識せざるを得ない状況にあります。いろいろなトレーナーの皆さんから紹介されるアスリートは、殆どが慢性化した関節疾患に苦しんでいるからです。       関節疾患を引退理由にはさせないように、という願いを持って治療に取り組んでいます。特に軟骨がどう仕様もない状態になっている場合を除けば、「何とかできる」と信じて治療を進めます。我々が諦めれば、それで解決の道は閉ざされてしまうためです。       慢性化した関節疾患を治療するとき、 ・確実に可動域制限を完全に解決すること ・可動域制限とともに、関節のかみ合わせが崩れた状態(かみ合わせが悪い)を完全に解決すること  ・これら二つの原因となっている筋肉や腱などの癒着を完全に解決すること。  を徹底的に追求してきました。これらは運動療法では解決できないことも十分すぎるほど経験してきました。このため、運動療法以外の方法として、組織間リリースを発展させざるを得なかったという経緯があります。     関節疾患をこじれさせないこと、また一旦慢性化しても必ず解決策が有ること、を講習会等ではお伝えしたいと思っています。現場で選手のケアに当たるトレーナーや医療機関初期治療に関わる理学療法士の皆さんには、絶対に諦めんない治療を知っていただき、それを実践していただけるように環境整備を進めたいと思っています。     環境整備の一つは、治療法を学ぶ場所の提供だと考えています。私が主催しているCSPT(クリニカルスポーツ理学療法セミナー)やISR(組織間リリースセミナー)では知識と技術をお伝えしていますが、その背後にあるフィロソフィーもぜひ感じ取っていただければと思います。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

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足首のねんざの後遺症対策

「一度作られた癒着を解消するには」     癒着の強さにはいろいろなレベルがあり,本来滑るべきものが滑らなくなった状態を指します。例えばねんざのあと,内くるぶしの後ろにある腱が滑りにくくなることも立派な癒着です。       ごく軽度の癒着はストレッチなどの運動によって改善する場合があります。子供のときにストレッチを日々繰り返すと,徐々に柔軟性が改善する場合などがこれにあたります。柔軟性の変化は,軽度な癒着が徐々に剥がれることによって起こる滑りやすさの変化と,伸びにくい筋肉などが少しずつ伸びやすくなることとが組み合わさって起こるものです。        足首の背屈制限が起こってしまい,足首の前が詰まるようになると,内くるぶしの後ろに癒着が起こっていると考えて間違いありません。これは内くるぶしの後ろを通る3本の腱が,関節包などにくっついてしまった状態を指します。     これに対して,「関節モビライゼーション」という方法を使うと,足首の後ろ側の関節包を少しずつ広げていくことができますが,これによって癒着が剥がれるわけではないので,一晩寝たらもとに戻ります。ストレッチは,先に足首の前の骨がぶつかってしまうので,十分に癒着の部分を引き剥がすような作用はありません。        そういう状態に対して試行錯誤を重ねた結果,癒着した腱を一本ずつ滑らせていく「組織間リリース」という方法を見つけました。指先の骨の一角をつかって,腱と靱帯との間に入り込んだ結合組織というものを1mmずつこすり取るような技術です。これを習得すると,どこが癒着しているのかがわかるようになり,それを少しずつ剥がしていくことができるようになります。      組織間リリースはとても高度な技術で,容易に習得できるわけではありません。しかし,スポーツ現場で活動するトレーナーが習得すると,最も早期に癒着に対する治療ができるようになり,アスリートにとっては100%の機能回復を得る上で,とても強力な武器を手にすることになります。        組織間リリース(ISR)セミナーという3日セットのセミナーを開催しています。3日間セットで出席していただく必要がありますが,今週末の22日から京都での3回シリーズが始まります。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

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