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リアラインブログ・ニュース

記事一覧

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リンパ管治療の特訓中!

リンパ管の解剖書で配置を学び、リンパ管を効率よく見つけるには静脈を辿るのが一番簡単と考えています。今回、大腿静脈を辿りつつ、リンパ管をリリースしてみました。     それでは効果が得られない部位は、局所的なリンパ管の圧迫(絞扼)があるか、もしくはリンパ管がもともと少ない場所なのかもしれません。     脛骨内側では、シンスプリントの後遺症と想像される皮下組織のしこりがありました。これはリンパ管治療を行う前はほとんど触ることができなかったのが、リンパ管治療で皮下組織が薄く、柔らかくなってきてはじめて皮下に触れることができるようになったものです。     浮腫治療では、静脈、リンパ管、リンパ管の密度の小さい領域でのsuperficial fasciaのリリースが必要ですが、なかでもリンパ管治療を先行させることにより、局所のfascia治療は最小限で済ませることができると思われます。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

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治療戦略? 治療アプローチ? いずれも違和感のある言葉です。

「治療=戦(いくさ)」という意識で取り組む人もいるのかもしれませんが、治療と戦はどう考えても馴染みまない言葉のように思います。この変な日本語は、誰かが医療で使われたstrategyという用語に対して、「戦略」と辞書的な訳語を使ってしまってできた奇妙な言葉です。 Oxford dictionaryにおいてstrategyは ”A plan of action designed to achieve a long-term or overall aim.” と記載されています。つまり目標達成のための行動計画のことであって「治療戦略」よりも「治療計画」の方がしっくり来ます。     次にいつも違和感を持つのがアプローチ。Approachの説明としては、 1. Come near or nearer to (someone or something) in distance or time.  2. Speak to (someone) for the first time about a proposal or request. 3. Start to deal with (a situation or problem) in a certain way. とあります。        PTが「治療」というような意味でアプローチという言葉を用いる場合は3に近いのかもしれません。しかし、それにしても対処を「開始する」というのがアプローチであって、最初の一手のみを指す言葉となります。もちろん、治療の取っ掛かりとしてのアプローチを行うことを意図したことならしっくりしますが、治療の全体を指す言葉ではないわけです。        そういう訳で、私は「治療戦略」ではなく「治療計画」、「アプローチ」ではなく「治療」という言葉を使っています。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

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精密触診教育

大学生や若手セラピストと接する中で、どうしても習得してもらいたい技術として触診があります。いろいろな治療テクニックや理論はありますが、触診ができなければ運動器の痛みを理解することは不可能です。 先日、数ヶ月の臥床を経験した人の「殿部痛」の治療を経験しました。いわゆるdeep gluteal painの範疇に入るものでしたが、結果として圧痛は陰部神経、梨状筋深層(関節包側)、小殿筋深層(関節包側)に認められました。しかも、すべて癒着が関与しており、組織間リリースにより疼痛は解消されました。     問題視したいのは、これまで様々な治療を受けてきたようですが、これらの圧痛点を見つけてくれたセラピストはいなかったとのことでした。これらを見つけられるか否かで治療結果は大きく差が出ることは明らかです。特に、癒着に基づく症状においては、エコーを含む画像で捉えることも容易ではなく、MRIではほぼ見つかりません。そういう意味で、原点に帰って、痛いところに触れることの重要性が高まるタイプの病態と言えます。     疼痛の発生源が見つかれば、あとは治療手段はいろいろあります。徒手的組織間リリース、ハイドロリリース、場合によっては内視鏡手術による剥離術なども選択肢となります。      大学3年生にスポーツ外傷治療学を教えています。演習の時間は評価と治療の要点を体験してもらうのですが、その中でも約30分を触診に割いています。骨盤の授業では、PSIS、ASIS、長後仙腸靭帯、仙結節靭帯、梨状筋下縁、坐骨神経など主だった組織の触診を行いました。      もちろんうまくできない学生も多いのですが、ISRと同様に指取り指導により、深さ、輪郭に触れた感触を共有することができます。60名いるので全員の指取りは不可能ですが、合計15回の授業で数回は経験してもらえると思います。       このような精密触診という概念を改めて提唱し、その教育を本格的に行う必要があると思っています。PT・OTはもちろん、柔道整復師などの治療家、そして医師も対象になると思われます。書籍、講習会、授業などいろいろな形があると思いますが、触りたいと思えば何でも指先で同定できるようになってもらうのが目標です。     そして、精密触診に習熟すると、組織間リリースも自然にできるようになります。中殿筋と小殿筋の間にある上殿神経を見つけることができれば、これらの筋間のリリースも容易になります。「精密触診」の技術の必要性にご賛同いただける場合は是非お知らせください。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

Facebook 足部

リンパ管リリース

手強そうな浮腫を見つけたので30分ほどリンパ管リリース。今回は、静脈やSuperficial Fasciaを後回しにしてリンパ管のみをリリースしてみました。 下腿遠位1/3の脛骨内側縁上において、エコーにて皮下組織の断面を描出したところ、皮下組織厚は10mmから6mmに減少。 下腿近位部と大腿部遠位部がすっきり細くなりました。 下腿遠位部は直接触っていませんが、脛骨内側縁はすっきり、外側はあまり変化なし、という結果でした。 ズボンが膝蓋腱までしか上がらなかったが、膝蓋骨上まであがりました。大腿部の中央くらいまでズボンのシワができており、大腿部の周径にも変化があることがわかります。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

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CSPT2018東京:膝関節編 を開催しました。

膝関節のリアライン(歪み治療)はある意味リアライン・コンセプトの原点でもあり、最初に取り組んだ部位でもあります。以前の職場で多くの症例を経験したのが、下腿外旋拘縮を呈する変形性膝関節症とACL再建術後でした。そしてこれらを治療しているうちに、膝伸展機構の疾患や半月板損傷など他の膝疾患でも下腿外旋拘縮がとても多いことに気付かされました。 今日のスライドの中に、当時3ヶ月かかって下腿外旋拘縮を治療した症例の写真がありました。当時としては膝伸展位でのアライメントの改善を果たすための方法論が確立していなかったため、運動療法や徒手療法の試行錯誤を繰り返していました。      現在では、同じ効果を得るために要する時間は10分間程度に短縮し、その後2-3時間かけてさらにアライメントの最適化を図るようになりました。その原因は、組織間リリースの技術が大幅に向上したことにつきます。すなわち、拘縮治療が向上したことによってもたらされたことは間違いありません。      皮下組織(superficial fascia)のリリース、総腓骨神経と腓腹筋外側頭のリリース、大腿二頭筋と関節包のリリースなどの技術が格段に進歩したことなど、たくさんの進歩の歴史があります。さらに細かいことをいうと、下腿外旋位で直線上にあった脛骨神経や膝窩動・静脈が、外旋位を矯正することによって曲げられてしまい遠回りします。これを新たなアライメントにおいて直線状になるように関節包などからリリースする必要があります。     また膝蓋大腿関節では、屈曲位の膝蓋骨外方偏位を治すために中間広筋の深層までリリースする指が届くようになり、確実に屈曲域の外方偏位を修正できるようになりました。      以上は、約20年かけて得られた進歩であり、あまりにも遅すぎる変化です。しかし、セミナー受講者を通じて多くの膝疾患患者の利益になると考えると、価値のある歴史であったとも思えます。というわけで、受講者の皆さんには、地道に膝関節のリアラインに取り組んでいただき、健康な膝を取り戻す治療技術を習得していただきたいと念願しています。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

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斜膝窩靱帯と半膜様筋のinferior arm

膝後内側の拘縮に対して組織間リリースを行うとき、最初に腓腹筋内側頭から半腱様筋腱をリリースして両筋間に隙間を確保します。 次に腓腹筋内側頭を外側にリリースします。この時、上下に柵状に伸びる組織を触知することがあります。まれに強い痛みを有する人がいます。 左右に1.5cm程度の柵状の腱で、その内側縁を近位方向に辿ると半膜様筋につながります。外側縁を辿ると外顆に向かいます。このことから半膜様筋のinferior band と斜膝窩靱帯が合流した腱であることが推測されます。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

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上肢のリンパ管リリース

5分間ほどですが、初めて上肢のリンパ管リリースを実施してみました。実施前の写真がなく残念ですが、右上肢のみにリリースを行った結果、左右差が写真でも分かるレベルで確認されました。 椅子坐位で上肢を外転位に保持しつつ、左手で上腕二頭筋側の皮下脂肪をつまむようにして上腕三頭筋側の皮下脂肪に緊張を与え、右手でリンパ管を探しながらリリースを実施しました。腋窩ではなく、臼蓋から5-10cmの範囲で放射状にのびるリンパ管を3本程度リリースを行いました。 リンパ管の同定は滑走限界を見つけることによってしかわかりません。皮下脂肪内で一箇所滑走限界を見つけたら、それをリリースしつつ遠位にたどっていくことができます。      実施中、リリースを行うと上腕二頭筋側の皮下脂肪が弛み、皮膚が上腕二頭筋側に移動できる状態になってきます。最初は圧倒的に皮下脂肪厚が少ないのが、徐々に上腕三頭筋側から上腕二頭筋側に皮下脂肪が移動したように均等になっていきます。つまり、皮下脂肪と数本のリンパ管とが癒着しつつ皮下脂肪が上腕三頭筋側に引き寄せられて固定されていることが推測されました。       さて、これを何に活かせるでしょうか? 美容的に意味があるのはもちろんですが、それはSalon de joiにて実施します。治療的には、肩疾患治療において腋窩部の皮膚や皮下脂肪の緊張を低下させることができるため、肩関節周囲炎などの肩疾患、そしてオーバーヘッドスポーツやゴルフなどのスイング動作の改善にも役に立つかもしれません。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

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精密触診

精密触診を学ぶ必要のあるセラピストが多いように感じています。リリースの技術を得る前に、「痛いところに手が届く」、「痛いところを見つけてあげられる」ような触診を身につけることが必要という声も聞きます。痛いところが見つけられないから、治療の焦点も定まらないことが多くなります。 股関節屈曲時のつまりに対して、その発痛部位候補としてFAI、大腿直筋反回頭、腸骨関節包筋、腸腰筋深層、大腿動・静脈、大腿神経とその枝などがあります。これらから鮮明な圧痛点を見つけることで、治療方針ははっきりと定まります。     そんな精密触診という概念を提唱したいと思い、その視覚化に取り組みます。どのように触診を裏付けるかが難しいところですが、エコーでの視覚化は不可欠だと思います。一方で、それを習得してもらうためのテキスト、セミナー、ビデオ、VR、3Dアプリなども必要です。いろいろな企業の方にも呼びかけて精密触診を普及させて行こうと思います。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

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名古屋市の斉藤究先生の臨床を見学させていただきました。

先日、名古屋市の斉藤究先生の臨床を見学させていただきました。 針先がどこを狙うのか、注入された水がどのように広がるのか、またその結果どの様に剥がれるのか、などを観察させていただき、組織間リリースに応用できることをいくつも発見することができました。 神経鞘と筋との間のリリースでは、針先がピタリと組織間を捉え、生理食塩水が狙い通りに組織を剥がしていく様子にはゾクゾクします。剥がれたときの快感は指でも注射でも同じです。         セミナー後の懇親会は25時までお付き合いiただきました。巻爪の塩之谷先生、THAの渡邊先生、広島安佐北区で開業予定のハイドロリリースの加藤先生など、各分野のエクスパートとも交流させていただき、とても有り難く思います。      PTの皆さんとは何名かの患者さんを共有させていただき、少しですがお手伝いできました。また時間を作ってお邪魔させていただこうと思います。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

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組織間リリース最後のターゲット

リアライン・コンセプトに即した治療を行うにあたって組織間リリースの進化は不可欠でした。筋間などを中心に、大きな組織間のリリースを中心に技術を高め、またその習得に向けた学習過程を構築してきました。 Fasciaとの格闘を繰り返す中で、可動域回復を妨げているsuperficial fasciaやdeep fasciaの癒着の治療法を進化させる必要がありました。その中で、疎性結合組織の一本目の線維を切離することを意図した弱く繊細な技術を作ることができました。        さらに入り口のない深層であっても、筋間を分け入る方法に加えて、表層の筋を貫くように指先を深層に到達させて、三角筋と三角筋下滑液包とのリリース、内腹斜筋と腹横筋とのリリースなどを行えるようになって来ました。        鏡視下術で組織間リリース後の様子を観察したことにより、瘢痕組織に対する意識が高まり、そのうちに正常組織と瘢痕組織を指先で嗅ぎ分けることができるようになってきました。     近年、ハイドロリリースとの出会いにより、末梢神経のリリース技術が飛躍的に向上しました。その結果、靱帯に入る関節枝や細い皮神経、さらには内閉鎖筋の深層にある大腿方形筋神経などのリリースもできるようになってきました。さらには、坐骨神経や腕神経叢などの神経鞘内のリリースも行えるようになり、神経鞘の内部と外部とのリリースを使い分けることができるようになってきました。     下肢の関節疾患の治療で、どうしても浮腫が機能回復を妨げている症例が多いことから、浮腫対策についても少しずつ取り組んで来ました。鼠径靱帯下における大腿静脈の扁平化が改善できることで、静脈の還流量を増大させることができるようになってきました。     そして、今回15年ものの下腿の浮腫に対して、リンパ管のリリースに取り組みました。リンパ管の解剖書を入手し、ルートを推測しながらリリースを試みた結果、直径1mm以下で非常に柔らかく存在感の乏しいリンパ管そのものの触知は困難ですが、リリースしようとしたときに引っかかる感触(滑走限界)は他の組織と同様に鮮明に感じ取ることができました。     そこで、鼡径部の大腿動脈の周囲にあるリンパ管を同定しながらリリースし、また内転筋や縫工筋周囲、膝窩部から腓腹筋中央部の表層などのリンパ管をリリースしてみたところ、この写真のような効果を得ることができました。     リンパ管が「最後」のターゲットになるかどうかはわかりませんが、今のところターゲットとして無視するわけには行かないと考えています。      現時点で、組織間リリースの効果として滑走性、可動域、痛み、神経症状、浮腫などの臨床症状の変化は確認できますが、組織学的な変化を捉えることができていないため、あくまでも現象としての効果を検証するのみになっています。組織学的な検証を行うことが次の目標になりそうです。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

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