MENU

リアラインブログ・ニュース

記事一覧

Facebook 産前産後

臨月の仙腸関節痛

妊娠後期・臨月であっても普通の仙腸関節痛として治療できます。非妊娠者の仙腸関節痛と同様に,骨盤アライメントをしっかりと把握し,原因因子とマルアライメントの治療によるメカニズムの治療,そしてその後に残る結果因子の治療をすれば症状は改善します。       <以下,本人コメント> 昨晩はとても快適に眠ることができました!寝返り、ブリッジも全く痛みがなく、痛みで目が覚めることもありませんでした。 治療前、自分ではあまり気になっていませんでしたが、寝返りの際の、股関節の動きもすごく楽な気がします。つまった感じもないですし、屈曲内転時に骨盤への負担も全く感じません。   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  4週間前の妊娠32週には中殿皮神経の疼痛のために、寝返りができない状態でした。妊娠36週に入り、今にも生まれそうな状態となって息苦しさとともに、再び仙腸関節痛が強くなってきました。この4週間のアライメント変化を整理してみます。        <骨盤の変化> ■32週 ・主訴:左仙腸関節痛(中殿皮神経痛) ・アライメント:仙骨左傾斜(尾骨右偏位) ・治療:  1)右仙結節靱帯・大殿筋間のリリースにより仙骨アライメントが改善。  2)左中殿皮神経のリリースにより主訴が消失。(ただし、ブリッジの際の疼痛が残存)      ■36週 ・主訴:両仙腸関節痛(右>左) ・アライメント:仙骨右傾斜(尾骨左偏位)、     左寛骨内旋、右寛骨前傾 ・治療:  1)右仙結節靱帯・大殿筋間のリリースにより仙骨アライメントが改善。  2)両縫工筋・長内転筋間、鼠径靱帯・大腿静脈/動脈のリリースにより、PSIS間距離が短縮<>  3)右鼡径部の大腿神経・小殿筋/外側広筋、腸骨関節包筋・関節包とのリリースにより右寛骨前傾が改善  4)両長後仙腸靭帯、両中殿皮神経のリリースにより疼痛解消       <今回の治療のポイント>  この4週間の主な変化として、PSIS間距離の開大が顕著で、両仙腸関節に痛みが出現していました。ASIS間距離の開大は認められなかったため、寛骨内旋による仙腸関節へのストレスが原因と推測しました。     出産に向けて仙腸関節が弛んでくることはある意味当然かも知れませんが、それに対する治療としては「少し仙腸関節が弛い人」に対する治療と同様に考えれば良いということになります。つまり、骨盤の前面を内側に引く縫工筋を弛めることにより、仙腸関節へのストレスを軽減させるに十分なアライメント変化が得られました。     その後に行った結果因子としての長後仙腸靭帯と中殿皮神経の痛みについても、一般的な仙腸関節痛と同様の症状であるとともに、同様の治療効果が得られました。    <まとめ>  臨月に、水平面のアライメント変化が優位に起こるのが一般的かどうかはわかりませんが、少なくともこの段階は十分に治療可能なレベルであり、もうしばらくは快適な睡眠と歩行を得ることができそうです。 ● こちらの動画 は右中殿皮神経のリリースの様子です。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

Facebook 足関節

足首のねんざと後遺症の問題

女子バスケットボールに限ったことではないが、捻挫後の”背屈制限”だけでも解決できれば多くの選手が後遺症に泣かされずにすみます。「捻挫後に背屈可動域制限を解消するまで練習には戻れない」というルールを作れるものなら作りたいくらいに重大な問題と考えるべきだと考えています。       この話はとても奥が深いのですが、まずはスポーツ現場の皆さんに「これはまずい」と感じてもらうことが重要だと思っています。選手や指導者の方々にも読んでもらいたいので、少し丁寧に、易しい言葉で書きたいと思います。       ねんざをすると足首が腫れたり、痛みによって筋力が低下したりします。痛いので足首の可動域を制限しながら生活し、場合によっては治る前にテーピングを巻いて無理に復帰したりします。その結果、どういうことになるのかを説明したいと思います。     1.足首の捻挫をすると、一旦可動域を失います。特につま先を膝に近づける方向(背屈)を失いやすく、またこれはスクワットやしゃがみ込む際の足首の柔軟性を失うことにもなります。   2.足首の外側と内側を比べると、外側のほうが背屈方向の可動域の回復が起こりやすく、内側は回復しにくいという特徴があります。このため、徐々に可動域が広がっても、それは外側だけの可動域改善が得られており、内側はほとんど変化がないことがしばしばです。 3.外側のみ背屈可動域が回復すると、すねに対してつま先が外に捻じれます。つまり、内側は背屈せず、外側のみが背屈するようないびつな運動が癖になってしまいます。その結果、下の動画のようにつま先を内側にひねるようにすると、ガクッとねんざのような不安定な状態が再現されるようになります。これはストップのときにつま先を内に向けるような場面で起こるねんざと同じ現象と思われます。 4.内側の可動域制限は、内くるぶしの後方にある3本の腱とアキレス腱の癒着によって起こります。これらの癒着は一回起こると、運動などで自然に剥がれることはまずありません。一度起こった癒着は、高度な治療技術でしか剥がせないのです。 5.つま先が外向きにねじれるといろいろと問題が起こります。主な問題として、「足首の前が詰まる」、「内側アーチがつぶれて扁平足になる」、「着地などで足首で衝撃吸収ができなくなる」、「かばって歩くうちに膝がねじれる」、「ねじれた結果膝に痛みが出やすくなる」、「膝がねじれると足の裏の外側に体重が乗りやすくなり、更にねんざしやすくなる」、などなど。 6.足首の前の詰まりは骨の衝突によって起こるため、この状態で何年かプレーしているうちに「骨に棘ができる」、「足首の前の骨に疲労骨折や骨挫傷が起こる」、「その結果数ヶ月間の練習離脱になる」、「さらにその原因である内くるぶしの癒着が解消されなければ再発を繰り返す」といったことになります。これはまさに選手寿命に関わります。     上記の問題は解決可能ですが、簡単ではありません。コーチ、トレーナー、選手、医療関係者が一体となって、捻挫後遺症を防ぐように努力しなければなりません。その具体策については、また別の機会に書きたいと思います。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

肩関節 Facebook

SLAP修復術後の腕神経叢痛

SLAP修復術後の挙上時に、肩周囲の数カ所に痛みが残存した症例。具体的には、 ・上腕二頭筋長頭 ・三角筋・三角筋下滑液包間の癒着 ・肩鎖靭帯・肩峰下滑液包間の癒着 ・僧帽筋上部線維・棘上筋滑液包の癒着 のリリースにより、これらの疼痛はほぼ消失。     その上で、斜角筋間から鎖骨にかけての腕神経叢が強く緊張して圧痛が認められました。上肢への放散痛はなかったものの、腕神経叢の過緊張による疼痛だと推測し、これに対して ・C5-C8頚神経に対する前斜角筋リリース ・上記に対する中斜角筋リリース により緊張は大幅に軽減されました。       しかし、挙上時の鎖骨下部の痛みが残ったため、 ・大胸筋と腕神経叢との癒着をリリース ・鎖骨下において腕神経叢を外側に向けてリリース により挙上時の痛みが全て消失。      上肢への神経症状がなくても、鎖骨下への腕神経叢の癒着が引き起こす痛みについても留意すべきと思った一例でした。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

Facebook 足関節

三角靱帯前方の頑固な痛みと伏在神経

捻挫後の骨棘切除術後に三角靭帯前部に疼痛が残存している症例において、触診にて内果前方に加工する神経を発見。背屈時にここに疼痛があり、この神経に対する「リリース時痛」が著明。この神経の組織間リリースにより疼痛の軽減が得られたが、疼痛は解消せず。       少し調べてみたところ、伏在神経後枝がいくつかに分岐して三角靭帯に入るという論文を発見。加えて、伏在神経前枝は皮下組織に停止するとの記述。 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3633186/        三角靱帯に入る伏在神経の由来の痛みがしつこく残る症例は実は多いのではと直感しました。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

Facebook セミナー情報

治療見学の意義について

普段接していない先生の手術や診察の見学をお願いし、診断までのプロセスや治療を見させてもらうことはどんな学会よりもリアリティがあって、自分自身の治療の参考になります。     特に、自分自身が想像もしていないような方向性での治療を目の当たりにするとき、何よりも学びが多い瞬間になります。そのときの印象はいつまでも残り、その後の自分自身の治療に影響を与え続けます。それを真似することはもちろんですが、やってみて治療効果が得られそうなら、それを拡大解釈して一般化してみることもあります。     手術の場合でも、デブリードメントであればある程度類似した治療を進めることができます。ハイドロリリースも同様です。治療ターゲットを絞り込む手順などは、組織間リリースの治療手順とほぼ一致します。     振返り、CSPTやISRの受講者の皆さんには、その講習内容で全体像を掴んでいただいた上で、ぜひとも各論である「臨床」を共有したいと思っていました。臨床を共有すると言っても医療機関内で大勢の見学者がいる状況はあまり好ましいものでないので、ライブ症例という形でのセミナーを企画しました。 スケジュールのご確認・お申込みは こちらのページ からお願いいたします。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

メディア情報 Facebook 産前産後

ウーマンズヘルスケアフォーラム2018 in 大阪

大阪で開催された研修会で講演および2コマの実技講習を担当しました。婦人科疾患や周産期の治療を専門としているわけではありませんが、リアライン・コンセプトに基づく骨盤治療、胸郭治療の経験は、快適な妊娠生活および速やかな産後の回復に多大な貢献ができます。     坂本先生(聖隷クリストファー大学)の博士論文のテーマとして取り組んできた産後の骨盤ケアの研究成果も踏まえて、リアライン周産期ケアという概念を構築しています。妊娠後期でも背臥位で快適に眠れるように、また産後1週間で快適に動き回れるように周産期ケアを行います。      実技講習では、受講者(その大部分が女性)に患者モデルを募集したところ半数以上が手を上げ、受講者の多くが何らかの不調を持っていることがうかがえました。     主なデモンストレーションの内容は以下の通りでした。 1)椅子坐位ので仙骨から坐骨にかけての不快感  仙骨傾斜に伴う長後仙腸靭帯痛、坐骨神経の坐骨外側への癒着による近位ハムストリング症候群。仙骨傾斜の改善と坐骨・坐骨神経間リリースで症状消失。      2)一側股関節開排制限  寛骨前傾にともなう恥骨結合の下制による開排制限。寛骨下制の原因は、小殿筋と大腿直筋の間に存在する大腿神経の枝が癒着していたためで、これをリリースすることにより寛骨前傾が解消され、開排制限も消失。     3)ヘルニア後の脊椎屈曲制限  第10肋骨から寛骨にかけて腸肋筋が強く緊張。特に第12肋骨先端部に圧痛が強く、肋骨先端により腸肋筋が押し広げられている状態。腸肋筋を背側に移動させた上で内側に向けてリリースした結果症状は消失。      4)後屈制限、胸椎部背筋痛  一側寛骨の内旋が認められたため、縫工筋と長内転筋の癒着をリリース。これにより後屈時の寛骨内旋が消失し、腰部から骨盤にかけて不快感が消失。  次に、第8胸椎レベルの多裂筋と最長筋との癒着に伴う背筋痛に対して、両筋間の癒着をリリースして症状消失。      5)一側開排制限と股関節外側部痛  一側の恥骨下制に対して、寛骨を前傾させている小殿筋を関節包からリリースし、開排制限は解消。しかし、開排時の股関節外側から後部にかけて不快感が残ったため、中殿筋・小殿筋間および大腿筋膜・中殿筋間をリリースして症状消失。       その他、 ・上、中殿皮神経痛 ・梨状筋症候群(関節包との癒着)       いずれもアスリートに生じる骨盤周囲の問題とほぼ同じであり、産後の女性に特有のものではありません。CSPTの骨盤、股関節・鼡径部を習得すればほぼ解決できるはずです。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

Facebook セミナー情報 産前産後

リアラインコンセプトに基づく周産期ケア

■  リアライン周産期ケア 「周産期の母体には驚くべき適応が生じますが、組織の伸張性や滑走性の個体差やもともと存在した癒着の影響により、母体には多彩な不快感が生じます。骨盤周囲の痛み、腹腔内の圧迫による呼吸・摂食困難、下肢の浮腫みなどが代表的です。当研究室では、骨欄や胸郭のリアラインセラピーの治療経験を周産期に活かした周産期ケアのノウハウを構築し、その普及活動を行っております。」 ■ 内容 1. 妊娠後期のコンディショニング 1)腹腔容積拡大 ⇛ 呼吸・食事・睡眠の改善  胸郭周囲皮下組織・腹筋群リリース  腹直筋深層リリース  外側縫線(lateral raphe)リリース 2)骨盤アライメントの改善 ⇛ 仙腸関節痛改善  股関節周囲の癒着解消 ⇛ 股関節内転・屈曲可動域改善  仙骨周囲・殿部の癒着解消 ⇛ 仙骨アライメント改善  坐骨神経癒着解消 3)下肢浮腫改善  大腿静脈周囲のリリース     2.臨月のコンディショニング 1)胎児の降下に伴う骨盤関節へのストレス集中の回避  恥骨結合離開 ⇛ 仙腸関節周囲のリリース  一側仙腸関節の離開 ⇛ 対側仙腸関節・恥骨結合周囲のリリース  両側仙腸関節の離開 ⇛ 恥骨結合周囲のリリース 2)仙骨前傾による産道の拡大  尾骨前方偏位(仙骨後傾位)の改善(尾骨周囲のリリース) 3)強制呼気トレーニング  伸長されていた上部腹横筋収縮の再学習       3.出産直後のコンディショニング 1)姿勢改善  背筋群の緊張寛解:外側縫線(lateral raphe)リリース  胸郭アライメントの改善:胸郭・皮下組織のリリース 2)骨盤安定化  骨盤アライメントの改善:股関節周囲の癒着解消  リアライン・コア  スタビライゼーション(非荷重位、荷重位)  強制呼気トレーニング:伸長されていた上部腹横筋収縮の再学習 3)下肢浮腫改善  大腿静脈周囲のリリース ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

Facebook 組織間リリース 産前産後

組織間リリースの垂直方向の力

以前の投稿で書き忘れました。 組織間リリースの垂直方向の力は、妊婦さんのお腹が凹まないくらい。胎児がびっくりして目を覚まさないように進めていきます。       腹直筋の裏側の面をたどるようにして指先を移動させるので、その深部の筋を押し込む必要は一切ありません。圧よりも深さを確保し、その面状を指先が辿っていれば、「滑走限界」が鮮明に感じられ、「リリース感」も同様に感じられます。その結果、腹直筋はどんどん内側に向かって剥がれていくのがわかります。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

Facebook

踵部脂肪体の痛み

踵部脂肪体周囲の痛みの治療に難渋することが多かったのですが、これに対して踵骨内側から脂肪体に向けて下行する「脛骨神経内側踵枝」を脂肪体内から足根管付近まで辿ってリリースしたところ、踵の痛みがスッキリ消失したという症例を経験しました。     脂肪体内にある神経は以前から認識していましたが、それを3-4cm上方まで辿ったことはありませんでした。特に強いTinel signがあるわけでもなく、神経症状とは捉えにくい症状でしたが、神経をリリースしようとしたときに鮮明に主訴が再現されたことがヒントになりました。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

Facebook 骨盤 腰痛骨盤痛 産前産後

妊娠後期の仙腸関節痛

妊娠後期に胎児の成長とともに骨盤は弛んでくると思われがちですが、実際には胎児が下がってくる出産直前まではほとんど弛みません。したがって、この時期の仙腸関節痛は非妊娠者の通常の仙腸関節痛とほぼ同じと考えて治療を進めることができます。   疼痛部位は右PSIS付近(One finger test +) 前屈、後屈、寝返り、右脚荷重で鋭痛 アライメントは、  PSIS間距離11cm  右寛骨後傾、左前傾  仙骨左傾斜(尾骨は右方向に偏位) ということで、左鼠径部と右臀部のリリースによりアライメントはほぼ対称となり、PSIS間距離も10cm程度にまで改善。   この時点で疼痛は大きく改善したが、もう少しPSIS周囲の痛みを探るため触診を実施。疼痛部位は中殿皮神経と長後仙腸靱帯であることを特定したので、これらを徒手的にリリース。痛みはほぼ0に改善しました。       非妊娠者の治療と異なる点は、腹臥位での治療ができないため、側臥位となること、またリアライン・コアを使用しにくいこと等が挙げられます。これらを除けば、ほぼ問題なく通常の骨盤リアラインの治療を行うことができます。 最後に帰宅後の本人のコメント: 「寝返りの痛みがなくなり、本当にびっくりです!」 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

カートを見る