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リアラインブログ・ニュース

精密触診

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産前産後 精密触診 セミナー情報

産後の恥骨部痛と運動機能障害

出産直後から恥骨結合付近の痛みと腹部の脱力により立ち上がることもままならず,つかまり立ちでようやく立ち上がれるような状態。産後2ヶ月の時点で縄跳びレベルのジャンプもできない状態でした。原因として,恥骨結合の上下の偏位を含む骨盤マルアライメントと産後の腹筋群の機能不全の2つに集約されました。 立位において左寛骨が前傾・内旋しており,それを徒手的に修正することで後屈時の痛みが軽減されました。これに対して, ①縫工筋・伏在神経をリリースして下内方への張力を減らし, ②鼠径靱帯とその周囲の血管神経・腸腰筋を内側にリリースして寛骨内旋方向への軟部組織の張力を軽減し, 仙腸関節の骨性のEndfeelを回復させたところ,ASLRの下肢の重さが大幅に軽減。 次に腹筋群の機能不全に対して,腹直筋幅13cmに拡大し,25mmの腹直筋離開があり,さらに腹横筋浅層の癒着が散在していました。これに対して,腹直筋深層をリリースして腹直筋幅を8cmにしたところ離開幅が10m程度の改善。背臥位から頭部を挙上するクランチにおける離開幅も10mmのままでした。 一方,口すぼめ呼吸による腹横筋収縮により離開幅は15mmに増大。腹横筋は離開を改善すると考えられていますが,腹横筋の筋腹は白線を両側に広げる作用を持つため,離開幅を拡大させます。横筋と内腹斜筋や膀胱・腸間膜との癒着をリリースしてその機能を改善すると離開幅10mmのままで腹横筋の随意的なコントロールが改善しました。 癒着の治療の前後で,離開幅が変化することについてのメカニズムは十分に理解できていませんが,内腹斜筋なども含めた緊張伝達は腹筋群の機能低下を持続させる原因となりそうです。 上記の結果,立ち上がりや股関節開排時の恥骨部痛は消失し,軽い連続ジャンプもできるようになりました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 現時点で私が行うケアの対象をセラピストや医療関係者に限定していますが,今後は全国で産前・産後の不調に悩んでおられる方に向けたサービスを作ることにも注力したいと思っています。少子高齢化対策として,また女性活躍社会の実現,労働生産性の改善といった国策や企業活動への効果,さらに産後は一生続くことを考えるとこの分野のマーケットが数千万人であることも注目に値すると思います。 セミナー情報はこちら

組織間リリース セミナー情報 精密触診

挫滅マッサージによるダンサーの坐骨神経障害

ダンスやバレエなど柔軟性が求められる種目において、挫滅マッサージが日常的に行われています。以前、中学生のバレリーナで、鼡径部への広範囲の挫滅マッサージの治療に難絨した例を紹介しました。   今回は高校生のころから数年間、殿部からハムストリングス、下腿にかけてフォームローラーを使った挫滅マッサージを行ってきた例です。SLRの可動域は高校生のころは150°以上、大学を卒業する頃には90°以下になったようです。私が初めて診たときは左右ともに80°程度で、痛みでストレッチすらできない状況にありました。    両側で3時間ほどかけて梨状筋レベルから足関節まで坐骨神経、脛骨神経、総腓骨神経をたどってリリースした結果、左120°、右130°ほどにまで回復しました。しかし、まだ坐骨神経領域の痛みがすっきりとは取れません。   肉離れや単純な梨状筋症候群、外傷由来であれば、問題の部位を見つけさえすれば数分で治療がおわります。しかし、挫滅マッサージの影響は広範囲に及ぶので、坐骨神経およびその枝を含めて隅々まで触診し、リリースしなければならなくなります。さらに、痛みが出てからの期間が数年間にも及ぶので、二次的に癒着した部位の治療も必要になります。   今回の例では、梨状筋レベル、内閉鎖筋レベル、大腿後面全体(大腿二頭筋、半膜様筋、大内転筋との癒着)、膝窩筋上の滑液包を絡めて癒着、ヒラメ筋上端部で脛骨神経がヒラメ筋の深層に入り込む入口部分、ヒラメ筋深層を足関節までたどる必要がありました。しかし、まだSLR時の坐骨神経痛は残っているので、まだどこかに取り残しがあるのだと思われます。        ストレッチ以上の効果を期待して挫滅マッサージに取り組むのだと思いますが、1ヶ月後、3ヶ月後、半年後など可動域の改善がえられなければ「無意味」であることに気づかなければなりません。そこに坐骨神経症状が加われは「有害」であることにも気づかなければなりません。若い真面目なダンサーにこのような判断を求めるのは難しいでしょうから、我々が多くのメッセージを発信しなければと思っています。

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#リアライン の投稿をお願いします

GLABは、リアライン・コンセプトに基づく治療の実践に不可欠な知識と技術を確立し、その普及に取り組んでいます。 具体的には、 ①リアライン・コンセプトに基づく治療の設計図の普及・啓蒙 ②リアライン・デバイスの活用と運動療法の方法の開発と普及 ③精密触診と組織間リリースの技術の普及(同時に挫滅マッサージ撲滅) ④関節疾患および運動器愁訴の治療法の確立と普及 ⑤産前・産後の諸問題を解消させる治療法の確立と普及 などが挙げられます。   しかし、GLABだけの力では、これを全国の医療従事者に広めることはできず、地域格差、情報格差が大きくなっているように感じています。困っておられる患者様が全国におられる中、この知識と技術の普及に加速度をつけていかなければなりません。そこで、セミナー受講者の皆様にSNSでの情報共有に何卒ご協力をお願いしたいと考えております。   ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  SNS拡散キャンペーンの概要 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【目的】 1)様々な身体的不調に苦しむ方々に全国のセラピストからの投稿を通じて”光(治る可能性)”に関する情報を届けること 2)全国の医師、セラピストにリアライン・コンセプトに基づく治療法に関心を持っていただくこと 3)投稿内容をきっかけとして、新しい治療法に関する研究が立ち上がり、徐々に医学的に価値のある知識へと進化させること 【お願い事項】 より多くの方に知っていただくため、セミナーや勉強会に参加された方にSNS(Facebook、Twitter、Instagram)での拡散をお願いします。具体的には、セミナーや勉強会後に、その感想や得られたもの、今後の臨床への意気込みなどをSNSに投稿していただき、以下の3つのハッシュタグをつけるだけです。  #リアライン  #リアラインコンセプト また、発信される内容に応じて,以下のようなハッシュタグを追加してください。  #セミナー  #組織間リリース  #精密触診  #(その他セミナー名)  #理学療法士  #柔道整復師  #トレーナー  #(その他資格名)  #産前産後  #尿もれ  #腹直筋離開  #仙腸関節痛  #(その他疾患名)    #リアラインコア  #リアラインレッグプレス  #(その他商品名) 【お礼】 GLABでは上記のハッシュタグ付きの投稿を毎週月曜日13時に検索し、その前の1週間の全ての投稿の中から、いいね(Like)やリツイートの数で上位5名の方に ・GLABの商品(定価1万円以下) ・セミナーゲスト参加(受講料12960円以下,資格取得の受講履歴あり) のどちらかをプレゼントいたします。 【対象】 検索日(原則として月曜日13時)前の1週間の投稿を対象とします。(例 6月24日9時から6月31日9時まで)   【いいねを増やすために】 「いいね」を増やすためには、以下のような点に留意されることをお勧めします。 1)セミナーで学んだことの中で、勉強になったことをできるだけ具体的に記載する。特に,強く推奨するポイントを具体的に記載する。  ※ 例えば、「腰痛治療の中で、下位胸郭の拡張可動性とその対称性がいかに重要なのかを理解できた」というように、他のセラピストにも知ってもらいたいことを1-2個記載してください。 2)セミナー後の他の受講者,講師,アシスタントとのスナップ写真をアップする。  ※ GLABもしくは蒲田が発信した写真はご自由にお使い下さい。  ※ 講師・アシスタントはセミナー中の休憩時間や終了後にはできる限り写真撮影に応じます。 3)一緒に参加した同僚や知人などできるだけ多くの人をタグ付けする。  ※ タグ付けの承諾を事前に得ておいて下さい。 4)セミナーで得られた知識や技術により、自分自身の臨床がどのように進化したか、その達成のためにどのような努力をしているか、などご自身の臨床に生じた変化を記載する。 5)週の後半ではなく、セミナー直後の「月曜日」に投稿する。

セミナー情報 精密触診 組織間リリース 股関節

大腿神経を近位にたどってみたところ大腰筋付近に問題を発見

「組織間リリース中級編:股関節・骨盤」では,股関節周囲のほぼすべての軟部組織の癒着に対して,組織間リリースを行います。受講者も中級編とあって,ある低碁の技術を持ったところからスタートするため,確実にリリースが進んでいきます。   ところが,セミナー中に大腿神経,腸骨筋,腸骨関節包筋など鼡径部の組織を完璧にリリースしたはずなのに,3日コース終了後に鼡径部の違和感,股関節伸展制限を訴える受講者がいました。聞けば,数年前から続く違和感で,盲腸かとおもって受診したこともあるとのことでした。内蔵には問題がないとのことなので,神経や筋の問題を必要があると思われました。セミナー直後でこの症状を残して帰ってもらうわけにはいかず,探索してみることにしました。 最初に大腿神経の関与を疑って,鼠径靱帯から近位にたどってみたところ,腸骨筋上で強い痛みを伴う癒着があり,さらに大腰筋を貫き,その後方に至るまで痛みがありました。腰方形筋の全面をたどって内側に指を滑り込ませると大腰筋の後面に入ることができます。そこで,大腰筋と腰方形筋の両方に癒着した腰神経叢を発見。それを腰方形筋からリリースした上で,やきとりの串から肉を落とすときのように,神経をこすって大腰筋を引き出すようにして腰神経と大腰筋を互いに滑走させました。その結果,主訴は消失しました。 初めて大腿神経を近位にたどってみたのですが,膀胱や子宮周囲の触診に慣れて来ていたので,大腿神経を腰椎までしっかりたどることができました。局所の損傷のない鼡径部の違和感,痛み,神経障害と遭遇した際は,骨盤内での大腿神経の癒着の関与を疑う必要がありそうです。 組織間リリースのセミナーで腹腔内の触診やリリースはまだ開始していません。いずれ上級編として行うかもしれませんが,リスクもあるので慎重に検討したいと思います。

産前産後 精密触診 組織間リリース

尿もれ対策としての膀胱周囲の癒着への組織間リリースが生理痛に著効!

産前・産後ケアの中で、どうしても話題に出るのが腹圧性尿失禁です。この症状は、産後女性の50%程度、全女性の30%が経験するとも言われています。ちょっと跳んだりくしゃみなどで尿が漏れるため、その不安と恐怖感で社会生活が大きく制限されます。医学的に重病とは認識されませんが、生活にたいへん大きなインパクトのあるトラブルであると言えます。      産後の女性の膀胱は、妊娠中の子宮の拡大によって下方に圧迫されるとともに子宮と癒着し、産後は子宮の縮退によってさらに膀胱も下方に引き下げられています。恥骨上端から膀胱上端までの距離は、触診によると正常(未産婦)で5-6cm、産後では1-2cmと大きく下制します(今後MRIなどによる測定が必要)。このように膀胱が下制し、尿道がたわんだ状態となってしまうことが尿もれの一因であると推測しています。これに対して、膀胱周囲の癒着を丁寧に徒手的にリリースすると膀胱は恥骨上5-6cmにまで上昇し、多くの場合尿もれも改善します。      さて、今日の本題は尿もれではなく、膀胱と子宮の癒着が生理痛にもたらす影響についてです。膀胱周囲のリリースをするとき、膀胱と子宮との間の癒着も触れることがあり、それをリリースしようとすると生理痛と同様の下腹部への関連痛を訴える方が多いことに気づきました。そのような場合、通常の生理痛が強く、痛み止めの服薬が不可欠という方が多いようです。そして、その癒着のリリースを終えると、次の月経時の下腹部への関連痛が大きく軽減することが経験されました。      それであれば、子宮周囲を探ってみて一通りの痛みを触知し、全ての痛みの部位に対してリリースすると生理痛が大きく改善できるのではないかと考えました。周産期ケア勉強会の参加者中で特に生理痛に困っておられる方の子宮周囲を触診してみると、子宮体と膀胱や腹横筋との間、さらには卵管周囲、卵巣周囲、そして後方のダグラス窩(子宮と直腸の間)などにも疼痛がありました。これをNRS3程度に収まるように丁寧にリリースして、その後の経過を報告してもらいました。 ● Kさんは20年間続けてきた服薬が初めて0錠となったとのことで、とても喜んでおられます。以下は、2回リリースを行った次の月経時の報告です。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 昨日から生理がはじまりました。昨日今日と、一度も内服せずに過ごしています。  痛みはありますが、NRSは昨日は6、今日は4程度です。痛みも持続的ではなく断続的なので楽な時間帯もあります。  本当は、昨日嬉しすぎて先生にご連絡しようかと思ったのですが、今日まで経過を見ていたところでした。 本当に本当にありがとうございます。20年以上内服してきて、初めて内服せず過ごせて感動しています。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・        ● Sさんは高校生の頃から月経5日間で15錠の服薬が必要だったのが3錠程度にまで減薬できました。以下は、治療後2回目の月経時のコメントです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 今日で生理3日目なのですが、やはり1日目の痛みのみです。2日目は予防程度に1錠使用したくらいです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     ● Mさんも中学生からずっと生理痛が強く、産後にはNRS10という耐え難い痛みだったとのことですが、薬が9錠から0錠になりました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 治療後、2回目の生理がきました。 生理前症状はほとんどありませんでした。通常なら今日が一番しんどい2日目なんですが、今お腹の痛みが6/10ぐらいで、薬を飲むか飲まないか迷う感じです。腰痛は今のところ大丈夫そうです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・        これまでのリリースによりわかったことは以下のとおりです。 ・生理痛の関連痛の範囲は、子宮・卵管の前面のリリース時痛がある人では下腹部に、後面のリリース時痛がある人では腰仙部に生じる。 ・卵巣周囲のリリース時痛は生理痛ではなく、排卵痛と関連がある。 ・癒着があってもリリース時痛がない場合は月経時の関連痛が極めて弱く、範囲も狭い。 ・癒着がありリリース時痛がある場合は、月経時の関連痛の程度が強く、範囲が広く、またその持続期間が長い。 ・リリースをした場合、月経1日目の痛みには著効を示さない場合があるが、2日目以降は大きく改善する。 ・子宮外壁の形態的異常を触知することがあり、子宮筋腫などの早期発見に繋がる可能性がある。     このリリースは誰にでもできるものではなく、指先で臓器を凹ませることなく、潰すことなく輪郭を正確に触知できるような手の技術が必要です。「精密触診」という極めて繊細かつ高度な技術がないと、何を触っているかが分からないため、たいへん危険です。これを読んだからと行って、安易に腹部に指先を押し込むことだけは避けてください。         医療費削減の観点から厚生労働省、女性の月経時の生産性や働き方改革の観点から経済産業省、学生の勉強への影響に関して文部科学省、企業の健康管理部門、医学的には産婦人科、泌尿器科などにも関連します。また、女性アスリートにおいても、生理痛に悩む選手には朗報だと思われます。そして、上記の方法は製薬会社からクレームが来そうなくらいに大きな効果が得られます。このようなサービスを全国規模で実施できる場所ができないものかと思案しています。今後、医療法を含めていろいろな制約が解決されたら、女性のセラピストに技術を習得してもらい、企業や団体からの要請に対して出張で上記のようなリリースができるような仕組みを作りたいと思っています。政府機関、企業の健康管理部門、健康関連企業、女性の活動支援団体、スポーツチームなどでご興味のある方は こちら にご連絡下さい。     セミナー情報はこちら

セミナー情報 腰痛骨盤痛 組織間リリース 精密触診 産前産後

治療の際、精密触診と組織間リリースはシームレスに進めます

写真は、ASISの5cm遠位、1cm内側に指先を置き、大腿直筋を外側に移動させ、脂肪体と大腿神経(大腿直筋枝)に対して弾発法で触診をしている場面です。右寛骨前傾位で、右仙腸関節周囲に痛みがあったので、右鼡径部の癒着のリリースを行おうとしているところです。        まず、大腿直筋の内側で神経を弾発法で軽くはじくことにより、大腿直筋と腸骨筋の間を下行する組織が神経であることを確認します。神経独特の硬さが感じられ、腱や血管ではないことは鮮明にわかります。 弾発法を含む触診技術については フェイスブック にアップした動画を参照。     大腿直筋深層のリリースをするならこの神経の外側から入ります。腸骨筋深層を内側に向けてリリースするなら、この神経の内側から入り、iliocapsularis(IC)の表層に触れてから内側に向けて腸骨筋をリリースします。     ICのリリースは以前とは異なる方法で行うようになりました。以前は、この神経を外側に十分移動させてからICと神経との間に入り、その上でICの深層に入っていきました。しかし、脂肪体上の神経を外側にリリースするのがちょっと手間なので、現在では、腸骨筋を内側に移動させ、ICの内側から関節包との間に入るほうが簡単だということがわかってきました。     深層のリリースを正確に行うコツは、「深さ」と「角度」をぴたりと組織間に合わせること。少しでも深さがずれてしまうと、癒着の存在そのものに気づくことができません。

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精密触診と組織間リリース(ISR)を習得していただくために

PTになって20年、ここ数年ようやく「痛いところに手が届く」ことができるようになってきました。痛みの原因である末梢神経を特定したり、股関節関節包周囲にある癒着と痛みとを特定したり、主訴を触診で探りきることができるようになってきました。      その背景には、組織間リリースの技術を磨く中で、リリースで使う指先の面積を極力小さくすることに取り組んできたことが挙げられます。例えば、厚さ2mmの皮神経をリリースしようとすると、指先の末節骨に1mm程度の小さな点「リリースポイント」をつかってリリースを行う必要があります。そうしているうちに、小さな点で触診することは、リリースしなければならない癒着を見つける上で不可欠であることを痛感しています。      一方で、PTとしての過去を振り返ってみると、「痛いところに手が届かない」ままの状態にも関わらず、治療を続けてきた時期があまりにも長かったことが思い出されます。痛いところを特定せずに治療をすることは、痛みの正体がわからないまま、そして患者の主訴を厳密に特定せずに治療を行っていたことになります。今から思うと、とても未熟だったと言わざるを得ません。     ISRの技術は、指先を組織の間に滑り込ませて、末節骨遠位端を使って1mmの精度で疎性結合組織をリリース(解放)します。その結果、あらゆる軟部組織(=皮下組織、筋、腱、神経、骨膜など)を対象として、組織間の癒着を解き、滑らかに動くよう改善させることができます。組織をつぶすことなく、溶かすように組織間の滑走性を改善させます。       こういう技術を教わる機会は、20年前にも10年前にもありませんでした。しかし、今であれば「精密触診」と「組織間リリース」という形でセミナーを受講することができます。これらの技術を若いときに身につけると、今後数十年間に渡って「痛いところに手が届く」評価と治療ができるようになります。      この技術を、一人でも多くのセラピストに伝え、正確に痛いところを探しきることができるようになってもらいたいと思い、以下のようなセミナーを企画しました。 ========================================== ■精密触診と組織間リリース   大阪会場:4月14日   札幌会場:6月16日 お申込み・詳細は こちら をご覧ください。 ========================================== ■組織間リリース:中級編(股関節・骨盤編) 大阪会場 日にち:4月13日(土)、5月18日(土)、6月9日(日)    ■組織間リリース:初級編 東京会場 日にち:5月25日(土)、6月22日(土)、7月27日(土)    ■組織間リリース:初級編 名古屋会場 日にち:7月14日(日)、8月4日(日)、9月8日(日)    お申込み・詳細は こちら をご覧ください。 ========================================== ※時間は9:30-16:30。 ※受講料は日本健康予防医学会の会員様は86,400円(税込)、非会員様は108,000円(税込)です。

産前産後 組織間リリース 精密触診

産前・産後ケアのための「組織間リリース」を含む技術習得のチャンス

産前・産後ケアのための技術習得に関する情報 治療を受けたい方向けの情報         セミナーの地域的な偏りの解決は難しいところですが、できるだけ各地で開催していきたいと考えています。一方で、セミナーや周産期ケア勉強会に参加される前などに、ある程度の予習をしていただくことで、さらにその価値は高められます。     ---------------------------------------------------------------------- オンデマンドのご案内 ----------------------------------------------------------------------- まずはネット上で、過去のセミナーのオンデマンドを見ていただくことをおすすめします。 https://www.jlc-ondemand.com/LP/418_medical/418_medical/gamada_lp/index.php 特にお勧めなのは、 ・ISR初級編 ・ISR中級編(骨盤・股関節) ・CSPT骨盤編 ・CSPT胸郭編 ・CSPT腰痛・骨盤痛編 などです。      なお、ISR産前・産後ケアについては、2019年2月からの東京会場の内容を収録して、上記のオンデマンドでも視聴可能となります。オンデマンドについて、産前・産後ケアにご興味のある方にもシェアして頂ますようお願いいたします。      ----------------------------------------------------------------------- 産前・産後ケアセミナーシリーズ2019のご案内 ----------------------------------------------------------------------- 2019年度上半期 ●組織間リリース:産前・産後ケア(福岡会場) ●産前・産後の仙腸関節痛に対するリアライン・セラピー  (東京会場、大阪会場) https://realine.info/schedule#schedulePregnant     ----------------------------------------------------------------------- 産前・産後ケアを受けたい方へ -----------------------------------------------------------------------     「全身フルコース」については、原則として東広島または東京など私の出張先での日程調整となります。それでもよろしければお申込みを受付けたいと思います。このケアは、あくまでもセラピストとしての技術習得のための勉強の機会として提供するものであり、位置づけとしては「勉強会」となります。このため、当面の間はケアの対象を「セラピスト」に限定させていただきますので、ご容赦ください。   ■2時間コース 『妊娠中に溜め込んだ疲労解消のための全身フルコース(2時間)』 『妊娠中の姿勢・体型変化をリセットする全身フルコース(2時間)』      ■1時間コース  産前・産後におけるあらゆる不調(1-2部位)に対応します。          ご依頼いただきやすくするため、また私がご依頼を忘れないようにするため、お申込みフォームを作成しました。     https://goo.gl/forms/uH2Yc8CWLdtKQ8wq1 これにご入力いただいた方には、候補となる場所と日程を提案させていただきます。

組織間リリース 精密触診 股関節

股関節屈曲制限の症例

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------- セミナー終了後、股関節屈曲90度程度と制限の強いセラピストの治療をする機会がありました。年齢はおそらく20代後半で、学生時代から徐々に制限と違和感があったとのことでした。 ----------------------------------------------------------------------------------------------------------------     股関節前面の詰まりがあるため、その主訴を頼りに ・大腿直筋反回頭と関節包のリリース ・腸骨筋と腸骨関節包筋・股関節関節包とのリリース ・腸骨関節包筋と股関節関節包・脂肪体とのリリース などを行い、5度程度の僅かな改善しか得られませんでした。     次に図の赤色の部分にある脂肪体を関節包(関節唇のあたり)からリリースしたところ、可動域は130度にまで改善。    はっきりしたことは言えませんが、おそらく関節唇損傷後に脂肪体の癒着が起こり、そのまま放置されたのではないかと想像します。拘縮が起こったため、関節唇へのストレスは回避され、拘縮状態のみが残ったということなのかもしれません。      脂肪体深層のリリースは、これまでの治療に含んでいなかったので、今後気をつけて見ていきたいと思います。

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精密触診セミナーに向けて、いろいろとエコーの使い方を試してみています。

今回は、肩挙上時の腋窩神経痛。肩後面でのハイドロリリースにより症状が軽快したが、その後も多少の症状が残っていました。腋窩神経を遠位から近位にたどったところ、上腕三頭筋長頭に癒着していることが確認されました。     エコーは上腕三頭筋長頭を描出した状態で、プローブのすぐとなりで指先で腋窩神経を動かしているところが こちら です。       左は介入前で、指先の動きに対して腋窩神経は全く動きません。中央は、腋窩神経の浅層には動きが生じていますが、深層はまだほとんど動かない状態です。右は、腋窩神経リリース完了後に上腕三頭筋長頭と関節包との間のリリースを行った後の状態で、両者と上腕三頭筋長頭との間で滑走性が改善していることがわかります。       このように精密触診のセミナーでは、画像と指先の技術をできるだけ同期させながら触診技術を習得していただくことを計画しています。毎週1-2件の動画を作っていこうと思います。 腋窩神経を上腕三頭筋からリリースし、その後上腕三頭筋を関節包からリリースしてみました。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

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