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精密触診

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CSPTでの精密触診

CSPT鼠径部・股関節編と膝関節編を大阪で開催しました。今年のCSPTでは、運動療法を星先生にお願いし、私は組織間リリースの実技を担当しています。その時、滑走限界を正確に見つけること、滑走限界後の最初の1本目の結合組織のみに集中したリリースを行うことを強調しています。時間の許す限り、受講者の指をとってリリースを体験してもらうようにしています。 指を持つときに意識しているのは、指先のリリースポイント(末節骨先端の突起部)がターゲット組織(リリースする組織)にふれる瞬間です。例えば、ターゲット組織が総腓骨神経、リリースされる組織が腓腹筋外側頭であるとき、リリースポイントが総腓骨神経にふれる瞬間を感じてもらうことが重要です。この瞬間のことをLock onと呼ぶことにしようと思います。    大腿骨外側顆(後顆)上の関節包から腓腹筋外側頭をリリースするとき、筋や神経を潰さないようにしなければなりません。そのためには、まず総腓骨神経を見つけ、その内側で後顆の骨にロックオンします。後顆に触れたら、リリースポイントで後顆をこするように内側に移動して、腓腹筋外側頭と関節包との間の滑走限界を探します。こうすることによって、総腓骨神経や腓腹筋外側頭を絶対に潰すことなく、正確にリリースすることができるようになります。      このような精密触診を習慣化すると、触れるものすべてを完全に把握しつつ触診またはリリースすることが身につきます。一方で、受講者の指使いを見て感じるのは、あまりにも無造作に指を押し付けている様子です。無造作であることは、すなわちどの組織に触れているのか、またどの程度の力を加え、その組織をどの程度変形させているのかを把握していないように感じられます。その結果、その治療が相手に与える痛みも把握できていないようです。     精密触診のゴールとしては、相手に与える痛みを把握しながら触診できるようになることが含まれます。神経、血管、リンパ管、筋間などそれぞれに特有の痛みの質があるので、それを理解し、指先で感じ取ることも重要なテーマとなります。     私自身の精密触診は、神経の触診を始めてから格段に向上しました。また股関節唇部などにおいて、筋だけでなく、血管や神経の走行も意識してリリースを行うようになってから解剖学的知識に比例して治療技術が向上してきました。精密触診と精密組織間リリースを確実に伝達するセミナーをまだまだ進化させたいと思います。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

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精密触診セミナーと超音波

3月23日に第1回の「精密触診セミナー」を開催することが決まり、準備を進めています。精密触診の精密が意味することは、以下のことを含むものと定義しようと思います。 ①浅層・深層を問わず小さい組織を同定できる ②組織を辿ることでその連続性や形状、走行を空間的に理解できる ③組織の癒着を探知できる ④触れた組織を超音波画像上で描出し、その形状や走行を照合できる     例えば、deep gluteal pain syndromeにおいて、梨状筋の深部において坐骨神経と梨状筋との癒着を探知できること、後大腿皮神経と内閉鎖筋との癒着を探知できること、を含められそうです。また、浅腓骨神経、伏在神経、正中神経、橈骨神経を辿り、その癒着を探知できること、などを含めたいと思います。小胸筋と腕神経叢の癒着も触知します。     あまり深部に行くと、組織間リリースによってアクセスルートを確保しないと触れないため、このセミナーでは組織間リリースなしで体表から触れられるものに限定しようと思います。      もう一つの問題はエコーで検証できるような講習のシステムを確立すること。エコーの使い方の講習も含めると、時間がとられるのでいろいろと工夫が必要になります。もちろんエコーのメーカーさんの協力も不可欠ですので、いろいろと交渉を勧めたいと思っています。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

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精密触診教育

大学生や若手セラピストと接する中で、どうしても習得してもらいたい技術として触診があります。いろいろな治療テクニックや理論はありますが、触診ができなければ運動器の痛みを理解することは不可能です。 先日、数ヶ月の臥床を経験した人の「殿部痛」の治療を経験しました。いわゆるdeep gluteal painの範疇に入るものでしたが、結果として圧痛は陰部神経、梨状筋深層(関節包側)、小殿筋深層(関節包側)に認められました。しかも、すべて癒着が関与しており、組織間リリースにより疼痛は解消されました。     問題視したいのは、これまで様々な治療を受けてきたようですが、これらの圧痛点を見つけてくれたセラピストはいなかったとのことでした。これらを見つけられるか否かで治療結果は大きく差が出ることは明らかです。特に、癒着に基づく症状においては、エコーを含む画像で捉えることも容易ではなく、MRIではほぼ見つかりません。そういう意味で、原点に帰って、痛いところに触れることの重要性が高まるタイプの病態と言えます。     疼痛の発生源が見つかれば、あとは治療手段はいろいろあります。徒手的組織間リリース、ハイドロリリース、場合によっては内視鏡手術による剥離術なども選択肢となります。      大学3年生にスポーツ外傷治療学を教えています。演習の時間は評価と治療の要点を体験してもらうのですが、その中でも約30分を触診に割いています。骨盤の授業では、PSIS、ASIS、長後仙腸靭帯、仙結節靭帯、梨状筋下縁、坐骨神経など主だった組織の触診を行いました。      もちろんうまくできない学生も多いのですが、ISRと同様に指取り指導により、深さ、輪郭に触れた感触を共有することができます。60名いるので全員の指取りは不可能ですが、合計15回の授業で数回は経験してもらえると思います。       このような精密触診という概念を改めて提唱し、その教育を本格的に行う必要があると思っています。PT・OTはもちろん、柔道整復師などの治療家、そして医師も対象になると思われます。書籍、講習会、授業などいろいろな形があると思いますが、触りたいと思えば何でも指先で同定できるようになってもらうのが目標です。     そして、精密触診に習熟すると、組織間リリースも自然にできるようになります。中殿筋と小殿筋の間にある上殿神経を見つけることができれば、これらの筋間のリリースも容易になります。「精密触診」の技術の必要性にご賛同いただける場合は是非お知らせください。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

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精密触診

精密触診を学ぶ必要のあるセラピストが多いように感じています。リリースの技術を得る前に、「痛いところに手が届く」、「痛いところを見つけてあげられる」ような触診を身につけることが必要という声も聞きます。痛いところが見つけられないから、治療の焦点も定まらないことが多くなります。 股関節屈曲時のつまりに対して、その発痛部位候補としてFAI、大腿直筋反回頭、腸骨関節包筋、腸腰筋深層、大腿動・静脈、大腿神経とその枝などがあります。これらから鮮明な圧痛点を見つけることで、治療方針ははっきりと定まります。     そんな精密触診という概念を提唱したいと思い、その視覚化に取り組みます。どのように触診を裏付けるかが難しいところですが、エコーでの視覚化は不可欠だと思います。一方で、それを習得してもらうためのテキスト、セミナー、ビデオ、VR、3Dアプリなども必要です。いろいろな企業の方にも呼びかけて精密触診を普及させて行こうと思います。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

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