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臨月の鼡径部の詰まり、違和感、拘縮、そして骨盤アライメント

妊娠後期でもアスリートでも、あるいは一般の腰痛患者の治療においても、骨盤アライメントと股関節の拘縮は常に表裏一体の関係にあります。右鼡径部に拘縮があれば、同側の寛骨は前傾方向に引かれて骨盤は歪んだ状態になります。     仰向けで腰部に負担を感じるとき、もしかしたら片側の寛骨が前傾していることが原因かもしれません。例えば右寛骨が前傾すると、右寛骨の後部は上方に移動するので、仙骨が傾きます。その影響が腰の筋肉の緊張を高めるのです。そのような状態が疑われたら、手で左右の寛骨の前後傾を修正すると、その瞬間に腰の張りが軽減されることで確認できます。      こういう非対称的な骨盤の状態が把握できたら、どの筋肉が寛骨を前傾方向に引いているのかを丁寧に探っていきます。特に緊張の強い組織があれば、おそらくそれが原因でしょう。     この動画では、右の大腿直筋と腸骨筋との間で分岐した大腿神経を触知しています。最初に大腿神経を大腿骨頭上の関節包から剥がすようにして外側に向かってリリースします。そうすると、内側の腸骨関節包筋の外側縁が触知されるので、関節包をこするようにしてこの筋を内側に向けてリリースします。     この妊婦さんの場合は、上記によって寛骨が左右対称となり、背臥位での不快感が解消されました。 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

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妊娠後期の仙腸関節痛

妊娠後期に胎児の成長とともに骨盤は弛んでくると思われがちですが、実際には胎児が下がってくる出産直前まではほとんど弛みません。したがって、この時期の仙腸関節痛は非妊娠者の通常の仙腸関節痛とほぼ同じと考えて治療を進めることができます。   疼痛部位は右PSIS付近(One finger test +) 前屈、後屈、寝返り、右脚荷重で鋭痛 アライメントは、  PSIS間距離11cm  右寛骨後傾、左前傾  仙骨左傾斜(尾骨は右方向に偏位) ということで、左鼠径部と右臀部のリリースによりアライメントはほぼ対称となり、PSIS間距離も10cm程度にまで改善。   この時点で疼痛は大きく改善したが、もう少しPSIS周囲の痛みを探るため触診を実施。疼痛部位は中殿皮神経と長後仙腸靱帯であることを特定したので、これらを徒手的にリリース。痛みはほぼ0に改善しました。       非妊娠者の治療と異なる点は、腹臥位での治療ができないため、側臥位となること、またリアライン・コアを使用しにくいこと等が挙げられます。これらを除けば、ほぼ問題なく通常の骨盤リアラインの治療を行うことができます。 最後に帰宅後の本人のコメント: 「寝返りの痛みがなくなり、本当にびっくりです!」 ※こちらの記事は、株式会社GLAB代表の蒲田和芳のFacebookより転載しております。

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