リアライン・スプリントは、足首の固定に用いる簡易装具です。
特に足関節の底屈運動(つま先立ちをする時のように足首を伸ばす動き)を確実に制動することを目的としています。
底屈位による患部の損傷拡大を防ぐため、足関節背屈保持ができるようにするために使用されます。
リアライン・スプリントは足関節の底屈運動を制動し、背屈運動を制動しません。
捻挫急性期の応急処置において、足を確実にサポートすることができます。
なお、本製品は医療器具ではありません。
疾患の治療に使用する場合は、必ず医師の指示・指導を仰ぐようにしてください。
足首の底屈を制限しなければならない場合に、リアライン・スプリントを足関節に固定します。
使用者を仰向けに寝かせ、足関節を椅子などに乗せます。
足関節を地面(仰向け状態の身体)から50cm程度高い位置に保ちます。
氷を入れた氷嚢またはビニール袋を足関節にあてて、弾性包帯などで固定します。
この時、弾性包帯はリアライン・スプリントの上から巻く場合があります。
アイシングを行う際には、くるぶしの周辺を氷で圧迫するようにしてください。
以上の状態(RICE処置)を行いつつ、整形外科を受診してください。
その後は、整形外科医の指示に従ってください。