CSPTとは、全身の関節疾患の治療法を学ぶ全10回のセミナーシリーズです。
関節疾患の治療に携わるすべてのセラピスト、職種を対象としています。
部位別に理想的な関節運動を取り戻すための治療の考え方(設計図)とそれを実現するための治療法(技術)を習得できます。
CSPT2019では、スポーツ外傷・傷害に対するリハビリテーションを中心に、全身の関節のマルアライメントの修正・改善を確実に進める方法を講習いたします。
約50%の時間を実技に割き、次の日の臨床にすぐ生かすことのできる内容となっております。
セミナーの受講前には、予習としてCSPT2017のeラーニング(オンデマンド)を視聴していただきます。
解剖・運動学・バイオメカニクスや病態評価、機能評価の知識を事前に習得することができます。
CSPT2019の各セミナーでは、午前中にアライメント評価の実技を行い、パートナーのアライメントの特徴を把握します。
その後、原因因子の治療を進めてマルアライメントを修正します。
午後には、結果因子の治療、治療デモンストレーション、運動療法(リアライン・エクササイズ)を習得していただきます。
「リアライン・コンセプト」の基本的な考え方を解説します。
病態を結果因子と原因因子に分け、何が起こっているのかを整理し、治療を進めるうえでその道筋の考え方を示します。
最終的なゴールを「理想的なアライメント」とし、誰もが同じように治すことができ、目指すべきアライメントがあることをご紹介します。
※関連コラム:リアライン・コンセプト ~原因因子・結果因子の分類~
微細な骨盤運動を正確に評価し、治療につなげていくコンセプト、技術を紹介します。
寛骨のマルアライメント、尾骨のマルアライメント、骨盤内外を包括的に評価・治療する方法を提示します。
様々なメカニズムで起こりうる仙腸関節の痛みも、治療において目指すアライメントは1つであり、誰もが治せる治療方法を習得していただきます。
※関連コラム:仙腸関節痛になりやすい骨盤アライメントとは?
胸郭の機能が低下すると、野球を代表するオーバーヘッドスポーツで肩関節痛・腰痛などを引き起こしやすくなります。このメカニズムの理解とともに、胸郭の評価・治療を習得していただきます。
見落とされがちな胸郭ですが、上下肢の間の重要な連結・伝達機構を十分に理解していただきます。
※関連コラム:腰痛にも関連する「胸郭」のリアライン
腰痛・骨盤痛は、下肢・胸郭・骨盤など様々な部位に影響を受けて引き起こされます。
これらの原因に対して、マルアライメント評価に基づいたアプローチがその治療につながっていくことを理解していただきます。
どんな腰痛・骨盤痛でも治せる手段を習得していただきます。
※関連コラム:腰痛・骨盤痛の原因やメカニズムを特定していますか?
サッカーなどで多発する疾患「鼠径部痛症候群」から股関節のつまりまで、大転子の動き、股関節可動域から股関節運動の評価を行い、その原因因子を特定していきます。
スポーツ選手にとっても重要な股関節を、自由にかつ十分な力発揮ができるようにする治療方法を習得していただきます。
※関連コラム:鼠径部痛症候群をリアラインで治療
日本人の多くが悩まされる変形性膝関節症。そこに隠れた下腿外旋症候群を理解していただくとともに、その治療を筋間だけでなく、関節包と筋間まで一緒に触れていくことで確かな治療技術を習得していただきます。
※関連コラム:その膝内側の痛みの原因は?~膝の捻れを修正する治療法~
多くのスポーツ選手が悩まされる足関節ねんざ。
背屈位での不安定性を呈するマルアライメントの理解とともに、その原因に細かく迫っていきます。
アキレス腱だけではない、その治療の深さに触れていただきます。
※関連コラム:繰り返す足関節の捻挫の原因は?~捻挫の再発を予防~
外反母趾から足部アーチ異常まで、さまざまな足部疾患に対応できる、知識・技術を学んでいただきます。
扁平足、ハイアーチ、どちらにも起こりうるアーチ機構の崩壊を評価し、アーチ機構再獲得に重要な立方骨コントロールの治療方法を紹介します。外反母趾に伴うマルアライメントを理解し、その治療手段を習得していただきます。
※関連コラム:外反母趾を引き起こす足部全体のマルアライメント
様々に起こりうる肩関節障害のメカニズムを理解していただくともに、骨頭のマルアライメントの評価・治療手段を紹介します。 骨頭の位置不良を引き起こす後方構成体のタイトネスをはじめとし、その確かな治療手段を習得していただきます。
※関連コラム:肩の可動域を改善するには~五十肩や投球障害肩の治療~
野球肘に多い、伸びない肘のマルアライメントに迫っていきます。
3つの関節で構成される、肘関節、また橈骨・尺骨のアライメント評価に基づき、肘から手関節に対する治療法を習得していただきます。
※関連コラム:その肘、なぜ伸びきらない?~投球肘に見られる肘関節と手関節のスポーツ外傷~
クリニカルスポーツ理学療法(CSPT)の受講は、全10回セットの他、「1~4回」「5~8回」「9,10回」のセット受講、1回ごとの受講が可能です。
また、2019年度より日本健康予防医学会の学会員の場合、お得に受講ができる「会員価格」をご用意しております。
セミナーの振替受講につきまして、年度内の他の回への振替は可能ですが、年度を跨いでの振替受講は不可とさせて頂いております。
クリニカルスポーツ理学療法(CSPT)をやむをえずご欠席される場合、①ジャパンライムで公開中のオンデマンド動画閲覧、②確認テストにより、日本健康予防医学会(Level 2) カリキュラムを修了することが可能です。
※(Level 3) カリキュラムの修了にはセミナーへの参加が必須となります。
お客様のご都合によるキャンセルについては、以下の通りキャンセル料をご請求させていただきます。
(ハンドアウトは、開催日の1週間前~前日頃にメールにて送付いたします。)
※お申込みの後、10日以内にお支払いが完了されない場合には、キャンセルとなる場合があります。
CSPTの受講者には、事前にハンドアウト(PDFファイル)を送信いたします。
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